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NY市場サマリー(8日)
[8日 ロイター] - <為替> ドルが上昇した。中国が講じた市場混乱の収拾策や、昨年12月の米雇用統計がドルを押し上げた。一方で、中国がこれまでにとった施策が十分だったのかとの懸念も根強く、ドルの重しとなった。
ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.3%高の98.553。ただ、取引時間中の高値99.183を大きく下回った。EBSデータによると、ドルは対円
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが低下し、短・中期債利回りは数週間ぶりの低水準をつけた。朝方発表された12月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったものの、賃金の伸びが伴わず、債券への逃避買いが膨らんだ。
世界成長をめぐる懸念がくすぶっていることも安全資産としての米債買いを誘ったとアナリストは指摘する。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 続落して取引を終えた。年明けの米国の株式相場は、原油安の 進行や世界経済の鈍化懸念で株式相場は不安定な展開が続いており、この日発表された底 堅い米雇用統計も株価続落を止めることができなかった。
週間でダウは約6.2%、S&Pは約6.0%のマイナスと、年明け最初の5営業日 としては過去最大の落ち込みとなった。ナスダックも約7.3%のマイナスだった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 中国金融市場の改善や米雇用統計での雇用者数の伸びを受けて金の需要が後退し、6営業日ぶりに反落した。中心限月2月物の清算値は前日比9.90ドル(0.9%)安の1オンス=1097.90ドル。外国為替市場でドル買いが活発化したこともドル建て商品の金に割高感を与え、金相場は一時1091.80ドルまで値を削った。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 値ごろ感からの買いが先行したものの、根強い世界的な需給緩和観測に押され、5日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値は前日比0.11ドル(0.33%)安の1バレル=33.16ドルと、11年11カ月ぶり安値を更新。年明け後にリスク要因が相次ぎ表面化し、週間では10.5%安となった。3月物の清算値は0.17ドル安の34.32ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]