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米国株続伸、決算好調でハイテク株に買い
A sign hangs in front of U.S. flags outside of the New York Stock Exchange in New York September 1, 2015. REUTERS/Lucas Jackson - RTX1QLQN
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日の米国株式市場は続伸して取引を終えた。マイクロソフトなど決算が好調だったハイテク株が買われ、全体水準を押し上げた。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の利下げに踏み切ったことも相場を押し上げた。
ダウ工業株30種平均は157.54ドル(0.90%)高の1万7646.70ドルで取引を終えた。
S&P総合500種指数は22.64ポイント(1.10%)高の2075.15だった。2015年に入ってからの取引は通算で0.8%高になりプラス圏に浮上。8月19日以来初めて200日平均を上回った。10月全体では7.1%高となっている。
ナスダック総合指数は111.81ポイント(2.27%)高の5031.86だった。
週間でもいずれも値上がりし、ダウが約2.5%、S&Pが約2.1%、ナスダックが約3.0%のプラスとなった。
マイクロソフトは10.1%上昇の52.87ドルと、約15年ぶりの高値をつけた。前日発表の決算は9四半期連続で修正後利益が市場予想を上回った。マイクロソフトの値上がりは米主要3指数の最大の押し上げ要因だった。うちダウは指数上昇の5分の1近くがマイクロソフトによるものだった。
グーグルの持ち株会社であるアルファベットと、オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムも前日発表の決算が市場予想を上回った。両社の株価はそれぞれ5.6%と6.2%上昇した。
S&Pハイテク株指数は約3.0%上昇し、主要部門の中で最も著しい伸びとなった。
一方、家電大手のワールプールは8.7%の下落。為替の影響で通期収入が25億ドル減るとの見通しを示した。第3・四半期利益は市場予想を上回ったものの、通期見通しを引き下げた。
騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では上げ1806で下げ1252(比率は1.44対1)だった。ナスダックは上げ1872で下げ956(1.96対1)だった。
米取引所の合算出来高は約76億株と、直近20営業日の平均である73億株を上回った。