ニュース速報

ビジネス

米国株続伸、決算好調でハイテク株に買い

2015年10月24日(土)07時53分

A sign hangs in front of U.S. flags outside of the New York Stock Exchange in New York September 1, 2015. REUTERS/Lucas Jackson - RTX1QLQN

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日の米国株式市場は続伸して取引を終えた。マイクロソフトなど決算が好調だったハイテク株が買われ、全体水準を押し上げた。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の利下げに踏み切ったことも相場を押し上げた。

ダウ工業株30種平均は157.54ドル(0.90%)高の1万7646.70ドルで取引を終えた。

S&P総合500種指数は22.64ポイント(1.10%)高の2075.15だった。2015年に入ってからの取引は通算で0.8%高になりプラス圏に浮上。8月19日以来初めて200日平均を上回った。10月全体では7.1%高となっている。

ナスダック総合指数は111.81ポイント(2.27%)高の5031.86だった。

週間でもいずれも値上がりし、ダウが約2.5%、S&Pが約2.1%、ナスダックが約3.0%のプラスとなった。

マイクロソフトは10.1%上昇の52.87ドルと、約15年ぶりの高値をつけた。前日発表の決算は9四半期連続で修正後利益が市場予想を上回った。マイクロソフトの値上がりは米主要3指数の最大の押し上げ要因だった。うちダウは指数上昇の5分の1近くがマイクロソフトによるものだった。

グーグルの持ち株会社であるアルファベットと、オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムも前日発表の決算が市場予想を上回った。両社の株価はそれぞれ5.6%と6.2%上昇した。

S&Pハイテク株指数は約3.0%上昇し、主要部門の中で最も著しい伸びとなった。

一方、家電大手のワールプールは8.7%の下落。為替の影響で通期収入が25億ドル減るとの見通しを示した。第3・四半期利益は市場予想を上回ったものの、通期見通しを引き下げた。

騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では上げ1806で下げ1252(比率は1.44対1)だった。ナスダックは上げ1872で下げ956(1.96対1)だった。

米取引所の合算出来高は約76億株と、直近20営業日の平均である73億株を上回った。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

12月実質賃金0.6%増、2カ月連続プラス 24年

ビジネス

再送-米AMD、第1四半期売上高見通しが予想上回る

ワールド

中国主席との会談急がず、報復関税は「問題ない」=ト

ビジネス

EUが関税問題で米との速やかな協議要望、難航覚悟と
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 5
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 6
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 7
    DeepSeekが「本当に大事件」である3つの理由...中国…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    メキシコ大統領の外交手腕に脚光...「トランプ関税」…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 10
    「やっぱりかわいい」10年ぶり復帰のキャメロン・デ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中