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中国が汚職撲滅へ、国営銀行・中銀も検査対象に
10月23日、汚職撲滅運動の一環で中国は、国営銀行や証券監督当局、中央銀行も検査対象に含めると発表した。写真は習近平国家主席。マンチェスターで23日代表撮影(2015年 ロイター)
[北京 23日 ロイター] - 中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会(CCDI)は23日、国営銀行や証券監督当局、中央銀行も検査対象に含めると発表した。エネルギーから金融機関まで多分野にわたって習近平国家主席が進める汚職撲滅運動の一環だ。
CCDIのウェブサイトに掲載された声明によると、2つの証券取引所のほか、中国銀行業監督管理委員会や中国保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、政府系ファンドの中国投資法人が新たに検査対象に加わる。
金融機関はCITICグループや中国銀行<3988.HK><601988.SS>、中国工商銀行<601398.SS><1398.HK>を含む。中国人寿保険と中国人民保険の生命保険大手2社も調査する。
習氏が2012年末に共産党トップとなり、翌13年に主席に就任して以来、何十もの要人が調査・逮捕されている。中国政府は9月には、中国最大の証券会社、中信証券の複数幹部を調べていると発表した。