独経済、ＶＷ危機切り抜けること可能＝経済相

　９月２９日、ガブリエル独経済相は独経済がＶＷ危機を切り抜けることは可能と述べた。写真はメルケル首相（右）と会合に出席する経済相（左）。９月２４日撮影。（２０１５年　ロイター／Hannibal Hanschke）

［ベルリン　２９日　ロイター］ - ドイツのガブリエル経済相は２９日、同国自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）が迅速かつ徹底的に排ガス不正操作問題に対処すれば、ドイツ経済に悪影響をもたらすことはないとの見解を示した。

同相は記者団に対し、ＶＷは適切に同問題に対処しているとし、経済により広範な影響が及ぶ可能性を否定。そのうえで「ＶＷが抱える世界の社員６０万人の職を危険にさらさないことを確実にするのは政治家の肩にかかっている」と述べた。

ＶＷは同日、排ガス不正操作の対象となる最大１１００万台のディーゼル車について、排ガス規制を満たすための「包括的な」修理計画をまとめたことを明らかにした。