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グラクソHIV部門の上場計画撤回、今後3年の配当維持へ
[ロンドン 6日 ロイター] - 英製薬グラクソ・スミスクライン(GSK)
同時に発表した第1・四半期決算は、収益性を評価する上で注目される1株当たりのコア利益が市場予想を下回った。喘息治療薬「アドベアー」の販売低迷などが響いた。
アンドリュー・ウィッティー最高経営責任者(CEO)は、計画していたHIV治療薬部門「ヴィーブヘルスケア」の新規株式公開(IPO)について、同部門の見通しが堅調であることを理由に撤回を決定したと説明した。
同CEOはさらに、グラクソが中期的に成長軌道に回帰する見通しとし、2016年から2020年までに売上高が年間1けた前半から半ばの伸び率を達成すると予想した。
部門別では、医薬品部門の売上高が年間1けた前半、ワクチン部門が1けた半ばから後半、大衆薬部門が1けた半ばの伸び率になるとの見通しを示した。
また、スイス製薬ノバルティス
今後4─5年間で、グラクソを部門別に分割する可能性は否定しつつも、長期的には選択肢となり得るとした。
第1・四半期の1株当たりのコア利益は18%減の17.3ペンス。トムソン・ロイターのまとめたアナリスト予想の17.4ペンスを下回った。
売上高は前年同期から横ばいの56億2000万ポンドで、市場予想と一致した。
グラクソの株価は約1.3%高で推移した。