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利下げに逆戻り、何ら問題ない=米リッチモンド連銀総裁

2015年04月11日(土)01時50分

 4月10日、米リッチモンド連銀のラッカー総裁は、利上げ開始後に再利下げを行うことをためらう必要はないとした。写真はノースカロライナ州の経済会合で講演する同氏。2012年12月撮影(2015年 ロイター/Chris Keane)

[サラソタ(米フロリダ州) 10日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は10日、連邦準備理事会(FRB)が6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを行うことに引き続き強い正当性があるとした上で、その後の経済動向次第で利下げに逆戻りしたとしても何ら問題ないとの見解を示した。

総裁は当地での講演後、記者団に対し「利上げした後に金利を再びゼロに戻る状況は想定外かもしれないが、金利をしかるべき水準に設定することがわれわれの仕事であって、いったん利上げした後に利下げすることが問題だとは思わない」と語った。

この日の講演はおおむね3月下旬の発言内容の焼き直しとなった。

今週公表されたFOMC議事要旨で「数人の参加者」が今後発表される経済指標で6月の利上げが正当化されるだろうと記述されたことに関連し、「数人」とは何名のことかとの質問に総裁は、会合当時、6月利上げに「かなり」の支持があったと述べたが、具体的な人数には触れなかった。

最近の弱い経済指標については、ドル相場やエネルギー価格の変動、悪天候が影響しているとし、「一部の弱さは一時的と考える十分な理由があると思う」と述べた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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