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米国株式市場は小反落、公益株に売り
4月7日、米国株式市場は小反落。企業のM&A(合併・買収)を手がかりに当初は値上がりしていたものの、ドル高への警戒感から引けにかけて値を消す展開となった。写真はニューヨーク証券取引所(2015年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日の米国株式市場は小反落。企業のM&A(合併・買収)を手がかりに当初は値上がりしていたものの、ドル高への警戒感から引けにかけて値を消す展開となった。
ダウ工業株30種<.DJI>は5.43ドル(0.03%)安の1万7875.42ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は7.09ポイント(0.14%)安の4910.23。
S&P総合500種<.SPX>は4.29ポイント(0.21%)安の2076.33。
このところ下げていたドルが持ち直し、午後にこの日の高値を付けた。このためドル高が米企業業績を圧迫するとの懸念が再燃した。
公益株が全般に軟調で、S&P公益株指数<.SPLRCU>は1.1%安とセクター別で最大の下げとなった。
ウィルミントン・トラストの最高投資責任者(CIO)のトニー・ロス氏は「(ドル相場の)動きが緩やかであれば株式市場への影響はそれほど大きくない。企業にはヘッジを組む機会があるからだ。しかしドルが急激に上昇すれば影響を受けるだろう」と述べた。
個別銘柄では、自動車のゼネラル・モーターズ(GM)
メディア大手バイアコム
半面、宅配大手フェデックス
ソフトウエアのインフォマティカ
短文投稿サイトのツイッター
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約57億株で、月初来平均の63億株を下回った。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1699で上げ1352(比率は1.26対1)、ナスダックが下げ1457で上げ1267(1.15対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 17875.42(‐5.43)
前営業日終値 17880.85(+117.61)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4910.23(‐7.09)
前営業日終値 4917.32(+30.38)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2076.33(‐4.29)
前営業日終値 2080.62(+13.66)