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あおぞら銀、公的資金完済の時期を前倒しへ

2015年03月27日(金)18時13分

 3月27日、あおぞら銀行は今夏にも公的資金を一括返済する方針を盛り込んだ経営健全化計画を発表した。写真は同行本店。2006年11月撮影(2015年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

[東京 27日 ロイター] - あおぞら銀行<8304.T>は27日、今夏にも公的資金を一括返済する方針を盛り込んだ経営健全化計画を発表した。当初予定の2022年を前倒しして完済する。りそなホールディングス<8308.T>も6月以降の前倒し完済を表明しており、大手行で残るのは新生銀行<8303.T>だけとなる。

あおぞら銀行の公的資金の残額は1639億円。一括返済が可能になる株価は353円で、優先株式の価値が公的資金の返済に必要となる金額を上回っているため、早期一括返済への条件の1つが整ったと判断した。同社の27日の終値は437円。

健全化計画には、1)リテール業務、2)中堅中小企業向け業務、3)地域金融機関との協働、4)不動産関連ファイナンスなど──の4業務を柱として打ち出した。2018年3月期には業務粗利益940億円(15年3月期見通しは860億円)、当期利益350億円(同420億円)を目指す。

*内容を追加しました。

ロイター
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