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東京マーケット・サマリー(9日)

2015年03月09日(月)18時23分

■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円

午後5時現在 120.88/90 1.0862/66 131.31/35

NY午後5時 120.79/80 1.0843/46 131.02/06

午後5時のドル/円 は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の120円後半。年度末を控えた売り買いが交錯するなか、米雇用統計を受けたドル買いは一巡し、午後はほぼもみ合いとなった。

<株式市場>

日経平均    18790.55円(180.45円安)

18733.87円─18878.15円

東証出来高   17億9771万株

東証売買代金  2兆1949億円

東京株式市場で日経平均は反落。朝方には一時237円安となる場面があった。前週末の米国株が大幅安となったうえ、寄り前に発表された2014年10─12月期GDP2次速報が下方修正されたことも嫌気され、主力株を中心に利益確定売りが先行した。日銀によるETF(上場投資信託)買い入れ期待などが下値を支えたものの、米国株の調整入りなどが懸念され、見送りムードも強かった。東証1部の出来高は今年最低を更新した。

東証1部騰落数は、値上がり652銘柄に対し、値下がりが1075銘柄、変わらずが136銘柄だった。

<短期金融市場> 17時19分現在

無担保コール翌日物金利             0.076%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──  

ユーロ円3カ月金利先物(16年3月限)      99.860(─0.005)

安値─高値       99.860─99.865

無担保コール翌日物金利の加重平均レートは、速報ベースで0.076%になった。

主な取り手は地銀、信託。資金需給は不足地合いだが、高水準の当座預金残高に変わりはなく、資金ニーズは限定的で、中心レートは前営業日比較で大きな変化はみられなかった。一部で小規模な試し取りが観測されていた。日銀がオファーした国庫短期証券(TB)買い入れ結果は弱めの内容になった。オファー額が絞られた分、利回格差がプラス水準になったとの見方が出ていた。新発6カ月物のTB利回りは横ばい。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は0.084%に急上昇。一時的な需給のミスマッチとみられている。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。

<円債市場> 

10年国債先物中心限月・15年3月限(大証) 147.26(─0.41)

安値─高値   147.22─147.48

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値)  0.425%(+0.045)

安値─高値   0.430─0.410%

長期国債先物は大幅反落。6日発表の2月米雇用統計が市場予想を上回ったため、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが近づいているとの観測が高まったことから同日の米国債利回りが急上昇した。この流れを受けて円債市場でも海外勢を巻き込んだ投資家の戻り売りが優勢になった。終盤に下落幅が広がり、一時は2月20日以来の低水準となる147円22銭を付けた。中心限月交代に絡む取引はショート・ロールがやや優勢になった。現物債も終盤に各ゾーンで利回りに強い上昇圧力がかかった。6日に0%に低下した2年債利回りは0.020%に上昇したほか、5年債利回りも国内銀行勢を主体とした売りで再び節目の0.1%台に乗せた。前営業日に強めの低下圧力がかかった超長期ゾーンの利回りは、業者などのポジション調整的な売りが入ったことで大幅な上昇となった。イールドカーブはベア・スティープ化。中曽宏日銀副総裁の松山市内での講演・記者会見の内容については、手堅いコメントで新鮮味がないとの見方が出ており、材料視されなかった。

長期国債先物中心限月3月限の大引けは、前営業日比41銭安の147円26銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同4.5bp高い0.425%に上昇。一時は0.430%を付ける場面があり、変動率が高くなった。

<CDS市場>

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ22は今週、こう着感を強めそうだ。2月の雇用統計が予想を上回る内容となったことで、米利上げに対する警戒から米株価を押し下げ、米金利も上昇。日本も同様な動きを見せ株安、金利上昇となった。一方で、企業の信用力の面からは個別企業の業績回復を手掛かりにビッドが出しにくく、基本的にはオファーが入りやすい状況のままだ。テクニカル面では20日からの指標の交代を控えており、取引しづらい局面にある。

<スワップ市場>

スワップ金利(17時21分現在の気配)

2年物 0.19%─0.09%

3年物 0.21%─0.11%

4年物 0.26%─0.16%

5年物 0.31%─0.21%

7年物 0.44%─0.34%

10年物 0.64%─0.54%

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経済指標は良好だが、猛烈な物価上昇に苦しむ多くのアメリカ国民にその実感はない

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