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ドル続落、FRB議長の慎重姿勢で=NY市場

2015年02月26日(木)07時22分

 2月25日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して続落した。写真はドル紙幣、2014年11月撮影(2015年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して続落した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が24─25日の議会証言で利上げを急がない姿勢を示しことで、ドル売りの流れが継続した。

イエレン議長は、「忍耐強く」という文言を連邦公開市場委員会(FOMC)声明文の中で削除する時期について明言を避けるとともに、文言が外されてもそれがすぐに利上げに結びつくことはないと強調した。

議長証言がハト派的と受け止められ、ドル下落と相まって米2年債利回りも約2週間ぶり安値水準に低下。年央の利上げを見込んでいた投資家はドルの買い持ちポジションを縮小した。

ドル/円は終盤0.08%安の118.89円で取引されている。

議長はまた利上げは経済指標次第で、会合ごとに考えるとした。ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の通貨ストラテジストのセバッシャン・ゲーリー氏も「議長は6月利上げの期待を何とか弱め、経済指標を見極める期間について長めの裁量を確保した」との見方を示した。

ユーロ/ドルはギリシャの金融支援プログラムが4カ月延長されたこともあって続伸。直近は0.02%高の1.1359ドルとなっている。ユーロ/円も0.1%高の135.06円。

その他通貨ではポンドが上昇。ポンド/ドルはアジアの取引時間帯に約8週間ぶり高値の1.5538ドルに上昇後、終盤は0.45%高の1.5524ドルの取引となている。ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は続落し、0.3%安の94.229。

ドル/円    終値   118.85/88

        始値   118.95/96

        前営業日終値   118.97/99

ユーロ/ドル  終値   1.1359/62

        始値   1.1349/50

        前営業日終値   1.1340/42

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