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ギリシャ銀、支払い能力に問題ない=独紙にECB理事会メンバー
2月11日、欧州中央銀行理事会メンバーのヤズベツ・スロベニア中銀総裁は、ギリシャの銀行は現時点で、支払い不能に陥るリスクはないとの見解を示した。写真はギリシャとEUの旗、2014年4月撮影(2015年 ロイター/Yorgos Karahalis)
[フランクフルト 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのヤズベツ・スロベニア中銀総裁は、ギリシャの銀行は現時点で、支払い不能に陥るリスクはないとの見解を示した。11日付のドイツ経済紙ハンデルスブラットが報じた。
関係筋がこれまでロイターに明らかにしたところによると、ECBはギリシャ中央銀行を通じた国内銀行向け緊急流動性支援枠(ELA)を600億ユーロ(680億ドル)程度にすることで合意。
ヤズベツ総裁は同紙とのインタビューで「ELAに関する決定は2週ごとに見直している。現時点で、ギリシャの銀行の支払い能力が危険な状態にあるわけではない」と述べた。
ECBがELAを停止するような状況が生じ得るか聞かれ、総裁は「そのようなリスクは常にある。それ故、注視することが大事だ」と語った。
そのうえで「ギリシャの銀行と中銀が金融システムへの脅威を回避するためにあらゆる措置を取るとわたしは確信している」と続けた。