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ギリシャ支援延長、16日までの申請を=欧州委員
2月10日、モスコビシ欧州委員は、ギリシャは支援延長を申請する必要があるとの認識を示した。写真はブリュッセルで昨年12月撮影(2015年 ロイター/Eric Vidal)
[イスタンブール 10日 ロイター] - 欧州委員会のモスコビシ委員(経済担当)は10日、ギリシャは債務協議で新たな合意を得るための時間確保に向け、現行の支援プログラムの延長を申請する必要があるとの認識を示した。現時点でギリシャに対する具体的な計画はないとした。
トルコ・イスタンブールで開催の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合間に、記者団に対し述べた。
モスコビシ氏は「具体的な計画はない。11日の臨時ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、ギリシャが自らの見解を示す機会となる。またユーロ圏の財務相がギリシャの考えをどう受け止めるかを見る機会にもなる」と指摘。だが協議を継続するためには、16日までに支援延長に関して合意する必要があると強調した。
その上で「彼ら(ギリシャ)は、このプログラムがわれわれの基準であり枠組みであることを認識している。枠組みの外ではなく、その範囲内でどのような解決策が可能かを考える必要がある」とした。
ギリシャ新政権はこれまで、短期の延長であっても拒否する考えを示している。