ニュース速報

独サービス部門PMI改定値、12月は51.8 27カ月ぶり低水準

2019年01月04日(金)18時59分

[ベルリン 4日 ロイター] - IHSマークイットが発表した12月のドイツサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.8と、前月の53.3から低下し、27カ月ぶりの低水準となった。新規受注と企業心理の双方が悪化した。速報値の52.5から下方改定された。

指数は好不況を分ける50.0に近づいた。

先に発表となった12月のドイツ製造業PMI改定値は33カ月ぶりの低水準だった。

IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は「ドイツでは、製造業がくしゃみをすれば、残りの産業が風邪をひく可能性が高い。サービス部門の2018年第4・四半期がそうだったようだ」と述べた。

12月のドイツ総合PMI改定値は51.6と、前月の52.3から低下。速報値の52.2から下方改定された。

スミス氏は「英国の欧州連合(EU)離脱と貿易戦争を巡る先行き不透明感が根強いことに加え、経済全般の減速も、サービス部門全体の企業心理を悪化させた。先行きに対する期待感は過去3年余りで最低となった」と指摘。

雇用創出ペースは鈍化しているが、多くの製造業・サービス業が従業員を新規採用しており、これが消費の拡大と目先の逆風緩和につながる見通しという。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

25年春闘の賃上げ率は5.46%、要求は6.09%

ワールド

石破首相、商品券配布で陳謝「多くの皆様の不信と怒り

ビジネス

台湾鴻海、第4四半期利益は13%減 予想下回る

ワールド

トルコは安全保障のパートナー=ゼレンスキー氏
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ世代の採用を見送る会社が続出する理由
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】世界で1番「石油」の消費量が多い国はどこ?
  • 4
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 5
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    SF映画みたいだけど「大迷惑」...スペースXの宇宙船…
  • 8
    「紀元60年頃の夫婦の暮らし」すらありありと...最新…
  • 9
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 10
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 6
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 7
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 8
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 9
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 10
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中