コラム
オンリーワンの研究を目指せ
「事業仕分け」が世の中に吹き荒れている。 「仕分け人」がばっさばっさと「ムダ」を切り捨てていく様子は、見ててなかなか爽快なものがあるが、研究
アルジェリア発のフランス文学
先週、ヤスミナ・カドラという作家が来日した。フランス在住のアルジェリア人で、 ほぼ毎年新作を出してはベストセラーとなる、人気作家だ。日本で
旧ユーゴスラビア訪問雑記(その2)
芸術の秋。東京の国立新美術館では現在「ハプスブルグ展」が開催されている。華麗な王女たちの肖像画や宮廷画家の名作が話題を呼んでいるが、筆者に
ノルウェーのリベンジ? オバマ受賞
先々週、旧ユーゴ諸国訪問記を連載で、と予告したのだが、オバマ大統領ノーベル平和賞受賞!のびっくりニュースが飛び込んできたので、今週はその話
旧ユーゴスラビア訪問雑記(その1)
この夏、初めて旧ユーゴ諸国を訪れた。セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアの3カ国である。 ユーゴ行きは、20年来の夢だった。2
アフガニスタン学生の憂鬱
東京外国語大学には、たくさんの留学生が在学している。私の担当する専攻には、アフガニスタン人学生が2人いるのだが、夏休みの間、アフガニスタン
アラブからみた「政権交代」
30日の総選挙の結果は、中東諸国でも関心をもって取り上げられている。汎アラブ衛星放送の「ジャジーラ」は、投票日当日深夜、大勢が判明するとす
イランの「ぶっ壊し」屋再選
とうとう日本も選挙である。果たして「チェンジ」が起こるのかどうか。選挙は、政権を変えられる可能性を国民に担保してこそ民主的なわけで、選挙を
イラクで異常気象? 季節はずれの砂嵐
毎日、べっとりじっとりの蒸し暑さが続く日本の夏にうんざりすると、中東の夏が懐かしくなる。 中東、特に砂漠地域の夏となれば、日中60度にも
夏休みでも師は走る
夏休みが始まった。日々の通勤電車にレジャー姿の子供連れが増えると、ああ世間では夏休みなんだなあ、とわかる。 「学校の先生」という夏休みがあ