コラム
イランの核開発は止められるか
ワシントンで開催されていた核安全保障サミットが終わった。議論の争点は、いうまでもなく、イランの核開発疑惑。米国は、オバマ大統領が主張する「
イラク選挙に見える世代交代
3月7日に実施されたイラクでの国会選挙の結果が、27日に発表された。現首相マーリキー率いる法治国家同盟が、親米世俗派のアッラーウィ元暫定首
イラクの総選挙
今月7日、イラクで総選挙が行われた。イラク戦争から7年、戦後に設置された、第一期民選議会の任期満了に伴う国政選挙である。現在開票作業が進ん
氷上で消えるか「人種の壁」
バンクーバー・オリンピックの最大の話題は、なんといってもフィギュア・スケートだった。日本中が浅田選手、高橋選手に釘付けになっている間、筆者
ベイルート訪問記その2
同じ外国の街を訪ねるのも、日本人だけで訪れるのと土地の人たちに案内してもらうのとでは、全く印象が違う。今回ベイルートを訪ねて面白かったのは
「中東のパリ」復活?
中東紛争の核心、パレスチナ問題が深刻化すると、イスラエル周辺国の情勢は何かしらきな臭くなる。昨年のイスラエル軍によるガザ攻撃など、パレスチ
戦下でタフに生きる人々
興味深いアラブ映画を、2つ見た。ひとつは在英イラク人ドキュメンタリー監督、メイスーン・パチャチによる「Open Shutters Iraq
トラ年にシーア派パワー? 揺れるイラン・イスラーム体制
謹賀新年。今年は寅年である。 トラといえば、タイガース。タイガースといえば、阪神タイガースファンはシーア派と良く似ている・・・・。なんて
この20年間は何だったの? イラン・イラク関係
年末も押し詰まって、ひやっとするニュースが飛び込んできた。「イラン軍、イラク油田を占拠!」えっ? 80年代の悪夢が再び、なのか? 事件は
ドバイショックは誰のせい?
11月25日に起きたドバイの政府系企業「ドバイ・ワールド」が債務返済延期を公表したことは、年末を迎えた世界経済に衝撃を与えた。いわゆる、「