チャリティー
30周年を迎えたライブエイドの名曲を
The Legacy of Live Aid
アフリカの子供たちを救うための歌だが、夢のある名曲だから買った人が多かった
2015年7月13日(月)19時06分
伝説のチャリティー・ソング『ウィー・アー・ザ・ワールド』を引っ提げたコンサート「ライブエイド」から今日で30年になる。マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共同で作曲と作詞を担当し、ウェイロン・ジェニングズとボブ・ディランがライブでデュエットを聴かせる夢のようなイベントだった。テレビ中継は史上最高の1億9000万人の視聴者を集めた。
メイキング動画を観れば一目瞭然だが、レコーディングにはマイケル・ジャクソンからレイ・チャールズ、スティービー・ワンダーからブルース・スプリングスティーンまで大物アーティストが勢ぞろいしている。当時世界の注目を集めていた悲惨な飢饉からアフリカを救うためだ。
前年の1984年には、ボブ・ゲルドフらが作曲した『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス』がリリースされた。 フィル・コリンズ、ボノ、ジョージ・マイケルなどこちらも錚々たるメンバーだ。
YOUTUBE/BAND AID
ライブエイドは16時間で1億2500万ドルを集めた、という称賛もある一方で、飢えてかわいそうなアフリカというステレオタイプを助長した、と批判もされた。
当時の善意は単純だったかもしれないが、この30年間、これらに匹敵する新たな名曲は生まれていない。
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