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ベトナムと日本人

ヨシヒロミウラ|ベトナム

ベトナム発のブロックチェーン製品・仮想通貨 KardiaChainとは?

istock

以前べトナムで開発されたブロックチェーンゲームで世界中で人気沸騰中の、

「アクシーインフィニティ (Axie Infinity)」を紹介しました。


ベトナムはゲーム業界を作り変え、世界を面白くするブロックチェーンゲームを生み出していますが、

今回はベトナム発のブロックチェーン製品、KardiaChainを紹介します。

このKardiaChainもホーチミン市に会社を置き、ベトナム発で新しい社会を創る、

画期的なブロックチェーン製品を開発している会社なんです。

今回はKardia Chainはどのようなブロックチェーン製品なのかについて紹介します。

今ベトナムのブロックチェーンが熱い!

Kardia Chainとは何ですか?


KardiaChainは、他のブロックチェーンの接続を支援するブロックチェーンインフラストラクチャで、

分散型アプリケーションプラットフォームにより、あらゆる企業がオープン機能を備え、

透明性がある安全なアプリケーションを構築する事が可能で、
エンドユーザーにメリットをもたらすというもの。

さらにKardiaChainはゲームスタジオのTopeboxと提携しています。

Topeboxのブロックチェーンゲーム「My DeFi Pet」では、KardiaChain(KAI)が使われています。

ちなみにTopeboxもベトナム ホーチミン市に本社を置いています。

Axie Infinity」だけじゃなく「My DeFi Pet」もベトナムだ....!

ベトナム恐るべし!!!

さて、KardiaChain製品を活用した事例が、ホーチミン市の5区です。

KardiaChainで使った
「TuoiTreQ5」というアプリを使い、10,​​000人の青年組合員を効率良く管理し、

ニュースの毎日の更新や、オンラインで作業の割り当てをしたり、

エミュレーションと報酬を確認するのに役立っています。

この活用で、「TuoiTreQ5」は8,000件近くの良い評価を受けました。

この評価から他の様々な団体・環境での応用活用が可能な便利なツールである事が言えます。

ベトナム政府が2025年をめどに達成するデジタル ガバメント戦略があり、

DXをブロックチェーンを含めて進めています。

そこでKardiaChainのCEOであるファム ミン チ(Phạm Minh Trí)氏はインタビューでkardiaChainの「国有化」を狙っている野心家でもあります。(参考)

CTO自らが、オンラインで無料のブロックチェーンプログラム技術を教えている

CTO(最高技術責任者)のフゥイ グエン (Huy Nguyễn)氏は、無料でブロックチェーン技術を自らFUNiXというベトナムのオンラインレッスンサービスで直接教え、学生とブロックチェーン技術を共有しています。

このコースにより、 ブロックチェーンを愛するベトナムの若者が技術・知識を学び

そして実践を経験し、プロのエンジニアと繋がる事が可能となります。

プログラム終了後は独自のプロジェクトでブロックチェーン製品の開発ができるようになるのです。

ベトナムのブロックチェーン業界の未来のために人材育成を無料で行っているのです。

KardiaChainの時価増額は3億ドル越え

KardiaChainは現在ベトナム国内企業向けにブロックチェーン製品を提供していますが、

2018年の設立にもかかわらず、わずか3年で会社の時価総額は3億ドルを超えています。(参考)

製品を提供している会社はYeah1 Group、BIti's、On Sports、GELECIMCO、Mai Linh groupなどなど、

ベトナム在住日本人なら知っている大企業が名を連ねます。

多くのIT企業は国際化を目指すところが、国内企業を大切にしたり、

ベトナム人ブロックチェーン技術を教えエンジニアを増やすその自国を愛する活動をしているのを見ると、

これは本当にKardiaChainがベトナムの統合プラットフォームになりそうですね。

ベトナムのブロックチェーン社会はもう始まっています。

数年後にはベトナム社会はどこへ行ってもスマホ一つでさらに何でもできる社会になりそうです。

これはとても楽しみです!

Kardia Chain :公式サイト

■ベトナムのブロックチェーン関連記事

▼こちらも併せてお読みください。

人気沸騰中の稼げるブロックチェーンゲームはベトナム製!



 

Profile

著者プロフィール
ヨシヒロミウラ

ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x

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