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バイデン政権初の連邦レベル選挙、米テキサス州の下院補選が象徴する共和党の実相
トランプ元大統領らしい行動原理
一方、肝心のトランプ元大統領の推薦も実にトランプらしい行動原理に基づいたものだ。つまり、自らに露骨に敵対することがない選択肢の中で「最も勝てそうな候補者」を選ぶというものだ。自らに対する忠誠度の一定の高さは前提とするものの、「トランプ自伝」の中で語られている政治家を応援する際の判断基準はそのままである。ハリソン氏やロディマー氏らなどの熱心なトランプ支持者も弱ければ相手にしないということなのだ。
5月1日補欠選挙結果はまだ分からないが、その構図自体がトランプ政権以後の共和党内の状況を示唆するものとして興味深いものであることは間違いない。共和党内の争いの間隙を縫って、民主党側が蟻の一穴を通すのかも合わせて注目したい。
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