最新記事
ロシア

ロシア・クルスク州の軍用空港にウクライナがミサイル攻撃...クラスター弾で目の前が連続爆発する瞬間映像

Russian Airfield Hit in ATACMS Strike: Repor

2024年11月30日(土)19時11分
マヤ・メーララ
ロシア・クルスク州の基地にATACMS攻撃

ABACA via Reuters

<ウクライナ軍はロシア国内のクルスク・ボストーチヌイ飛行場を長距離ミサイルATACMSで攻撃。爆発の瞬間の映像がSNSで拡散されている>

ウクライナ軍は、アメリカから供与されたクラスター弾を搭載した長距離ミサイルATACMSでロシア軍の航空基地を攻撃した。SNSに投稿された映像には、市街地近くの飛行場の広い範囲がクラスター弾で連続爆発を起こす様子が捉えられている。さらには飛行場内で撮影された、「目の前で無数の爆発が起きる瞬間」の映像も拡散されている。

■【動画】撮影者の目前で「無数の爆発」...ATACMS攻撃を受けたロシア基地、「クラスター弾」炸裂の瞬間映像

ロシア連邦共産党機関紙のプラウダは、戦術航空機が配備されているロシア西部クルスク州のクルスク・ボストーチヌイ飛行場が11月24日、2発のATACMSの攻撃を受け、クラスター弾頭の一部である子爆発体2発が飛行場で爆発したと報じた。

地理空間情報を提供するサイバー・ボロシュノは、ウクライナによる攻撃実施の情報をテレグラムに投稿したほか、クラスター弾が着弾する瞬間の映像もXに投稿した。ウクライナの攻撃は、同飛行場の駐機場を直撃したと伝えられているが、戦闘機が駐機していたかどうかは明らかになっていない。

クルスク州のアレクセイ・スミルノフ知事は、ウクライナのミサイル1発が同州の州境付近で撃墜されたとテレグラムに投稿した。また、ウクライナはミサイル7発を発射しており、ロシア軍がドローン7機を撃墜したと説明した。

ロシア紙「ノビエ・イズベスチヤ」によると、クルスク・ボストーチヌイ飛行場は、かつては民間空港だったが、2022年2月の戦争開始以降、ロシア南部の多くの空港と同じように閉鎖され、軍事施設として使用されるようになった。

ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

世界の石油市場、26年は大幅な供給過剰に IEA予

ワールド

米中間選挙、民主党員の方が投票に意欲的=ロイター/

ビジネス

ユーロ圏9月の鉱工業生産、予想下回る伸び 独伊は堅

ビジネス

ECB、地政学リスク過小評価に警鐘 銀行規制緩和に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 8
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 9
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 10
    「ゴミみたいな感触...」タイタニック博物館で「ある…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中