最新記事
生物

浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴を上げ、「見た瞬間に鳥肌!」 奇妙な生物の正体は?

Horror at Strange Creature Man Found in Shower: 'Paranoid'

2024年3月23日(土)12時49分
アリス・ギブス
浴室で正体不明の虫を発見

Maridav/Shutterstock

<南米チリの男性がシャワーを浴びようとした時に見慣れない虫がいるのを発見。顔を近付けてよく見てみると......>

チリの男性が、浴室で遭遇した奇妙な生き物の写真をネットに公開し、人々を恐怖に陥れている。アルゼンチン出身で現在はチリに住んでいるイグナシオ・サリナさんは、シャワーを浴びようとしたときに、背筋がゾッとするような生き物を発見した。

■【写真】南米の男性、風呂場で「見たこともない」奇妙な形状の生物を発見...「見た瞬間に鳥肌」「気持ち悪すぎる」

「シャワーを浴びようとしていたら、シャワーラックのところにいつもと違う黒い点があった」とサリナさんは本誌に語った。「最初は無視したが、水を出そうとした時によく見たところ、その瞬間に鳥肌が立ち、『この気持ち悪いものはなんだ』と声を上げた」

気が動転しながらも、サリナさんは写真を撮り、それを捕獲することにした。「なぜだかわからないが、捕まえることにした。他の人の安全のために保管しておきたかったからかもしれない」

8本の長い脚に、丸みを帯びた小さな体、繊細で細長い付属肢を持つこの予期せぬ客は、後にチリとペルーに生息するクモ形類のザトウムシの一種であることが判明した。

1943年に発見されたこの生き物は、体長1センチほどで、細長い脚が特徴だ。体は褐色で硬く、オスよりもメスのほうが大きい。

夜行性で、通常は夜に狩りをする。繁殖期以外は単独で行動し、たいてい森林や草地、低木地に生息している。暗くて隠れやすい場所を好むため、シャワーラックに隠れていたのもそれが理由だろう。

恐ろしい見た目に反して人には無害

サリナさんは、この発見をソーシャルサイトのRedditに投稿し、キャプションにはこう記した。「シャワーの中でこれを見つけた。私はいまおびえている」

この投稿に対し、高評価が8000件以上、コメントは1000件以上集まった。 あるユーザーは「ありがとう。新たな恐怖を求めていた」とコメント。別のユーザーは「どこに住んでるの? 絶対にそこに行かない」と書き込んだ。

ザトウムシは非常に珍しく、毒を持っていないため、人間にとって危険ではない。アブラムシや毛虫など様々な害虫を食べるので、自然にとって有益だ。

「見た目は恐ろしくても、コメントによれば無害のようだ」とサリナさんは述べた。翌日、サリナさんはこのザトウムシを庭に放したという。

202404300507issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が愛した日本アニメ30」特集。ジブリのほか、『鬼滅の刃』『AKIRA』『ドラゴンボール』『千年女優』『君の名は。』……[PLUS]北米を席巻する日本マンガ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、インフレ鈍化続けば6月に利下げ開始を=スペ

ビジネス

ユーロ圏GDP、第1四半期は前期比+0.3%増 予

ビジネス

暗号資産の現物ETF、香港で取引開始 初日まちまち

ビジネス

政府・日銀が29日に5兆円規模の介入の可能性、過去
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「瞬時に痛みが走った...」ヨガ中に猛毒ヘビに襲われ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    ナワリヌイ暗殺は「プーチンの命令ではなかった」米…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 9

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中