最新記事
災害

チリの首都西方で森林火災、123人死亡、数百人行方不明 2010年の地震以降で最多

2024年2月6日(火)22時22分
ロイター
チリ 森林火災

チリ中部で大規模な森林火災が発生し、5日までに123人が死亡した。ボリッチ大統領はテレビ演説で国が「大変な悲劇」に見舞われていると述べた。ビニャデルマルで4日撮影(2024年 ロイター/ Sofia Yanjari)

チリ中部で大規模な森林火災が発生し、5日までに123人が死亡した。ボリッチ大統領はテレビ演説で国が「大変な悲劇」に見舞われていると述べた。

当局によると、依然数百人が行方不明となっており、今後さらに死者が増える恐れがある。山火事で壊滅的な被害を受けた丘陵地や家屋で多くの遺体が見つかっている。

山火事は2日に火の勢いが増し、観光客に人気の港湾都市ビニャデルマルとバルパライソの周辺で被害が発生。首都サンティアゴの西に位置する両都市周辺には100万人以上が住んでいる。

ロイターがビニャデルマルで撮影したドローンの映像では、地域全体が焦土と化し、住宅の屋根が焼け落ち、道路には黒焦げになった車が散乱している様子が確認できる。

当局は最も大きな被害を受けた地域に午後9時からの外出禁止令を発令し、消防活動を支援するために軍隊を派遣した。

ボリッチ大統領は前日、5日から2日間を服喪期間にすると発表。さらなる悪いニュースに備えるべきだと述べていた。

テレビ演説したボリッチ氏は「チリ全体が苦しみ、死者を悼んでいる。われわれは大変な悲劇に直面している」と述べた。

政府高官は4日、国内で165件の火災が発生し、ビニャデルマルとキルプエだけで推定1万4000戸前後の住宅が被害を受けたことを明らかにした。

南半球の夏に山火事が発生するのは珍しくはないが、チリでこれほど多数の死者が出るのは2010年の地震で約500人が死亡して以来。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


日本企業
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国は「信頼できないパートナー」、戦時下の石油買い

ビジネス

FRB、原油高続けば利下げ27年に先送りも=シカゴ

ワールド

イスラエルとレバノン協議開始、米国務長官「歴史的機

ワールド

トランプ氏、イラン協議「2日以内」にパキスタンで再
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍の海上封鎖に中国が抗議、中国タンカーとの衝突リスク高まる
  • 2
    高さ330メートルの絶景と恐怖 「世界一高い屋外エレベーター」とは
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 5
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 6
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 7
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 8
    トランプを批判する「アメリカ出身のローマ教皇」レ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 5
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中