実際どうなの!?オスプレイの安全性を他の米軍機の「10万時間当たりの平均事故数」と比較してみた
MIKE BLAKEーREUTERS
<屋久島沖での墜落事故により、米軍機V22「オスプレイ」をめぐる日本での懸念と抗議が再燃。オスプレイの安全性を客観的なデータで他の米軍機と比べ見えてくる真実は>
米軍機V22「オスプレイ」をめぐって、日本で懸念と抗議が再燃している。
乗員8人が死亡した屋久島沖での墜落事故は、数あるオスプレイ事故の中でも史上2番目に最悪だった。
オスプレイは本当に安全か──。
米空軍安全センターによれば、事故機と同型のCV22は2021年12月時点で、耐用期間における飛行時間10万時間当たりのA級事故平均件数が6.00。
23年9月時点での米空軍有人機全体の平均件数(1.35)よりずっと多い。
この20年間、CV22のA級事故とB級事故は増加傾向にあるという。
一方、米海兵隊のMV22オスプレイは、10万時間当たりの事故件数が10年間平均で3.16。米海兵隊の航空事故平均件数(3.1)とほぼ同じだ。
6.00件
飛行時間10万時間当たりの米空軍CV22のA級事故件数
1.35件
米空軍の有人機全体での事故件数の平均値
3.16件
飛行時間10万時間当たりの米海兵隊MV22の事故件数From thediplomat.com
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら