最新記事
ロシア軍

「ラスベガスのような感じ」...ウクライナの前線で戦うロシア兵の15%が「薬物中毒」の悲惨

Putin's Military Suffers Another Blow as Drug Use Runs Wild

2023年11月14日(火)13時45分
ケイトリン・ルイス

 
 
 
 

統制の乱れが深刻化

10月の報道の中で、ロシア軍のある兵士はVerstkaに対して、「退屈だからという理由で」薬物に走る兵士がいると証言。

別の兵士は、前線地域では容易に薬物を入手することができると述べ、さらに別の兵士は「ラスベガスのような感じだ」と語った。

ウクライナとの戦闘開始以降、ウラジーミル・プーチン大統領の配下にあるロシア軍は、兵士の士気の低下や訓練不足に悩まされている。

英国防省が10月末の分析で、2022年2月の侵攻開始以降、ロシア軍の最大19万人が死亡や重傷により戦闘不能となったと発表。

ウクライナ側の推定はさらに多く、ロシア軍が侵攻開始以降で失った兵士の数は11月はじめの時点で30万人を超えるとの見方を示している。本誌はこれらの数字について、いずれも独自に確認を取ることはできていない。

統制の乱れが続くなか、一部のロシア兵が前線で指揮官の命令を拒否する事態も発生している。ウクライナの情報機関によれば、11月1日にはクリミア半島に配備されているロシア軍の複数の兵士が副司令官を殴って死に至らしめ、その後逃走したということだ。

ロシア軍は死者の増加を受けて兵士の追加採用の取り組みを強化しており、移民や失業者など社会的に弱い立場にある人々をその「標的」にしている。

プーチンは2022年秋に(多くの市民の反発を招いた)部分動員令を発令。その後、部分動員は完了し追加募集は予定していないとしていた。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

妊娠中のタイレノール服用、自閉症と関連なし=デンマ

ビジネス

ファンドマネジャーの21%、ドル売り確信度高いと回

ワールド

シンガポール中銀が金融引き締め、イラン戦争でインフ

ビジネス

ユナイテッドCEO、アメリカンとの合併に言及 2月
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ「EV撤退」が示す、日本が失った力の正体
  • 2
    「いい加減にして...」ケンダル・ジェンナーの「目のやり場に困る」姿にネット騒然
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 5
    トランプがまた暴走?「イラン海上封鎖」の勝算
  • 6
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 7
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    「違法レベル...」ゼンデイヤの「完全に透けて見える…
  • 10
    BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音楽市場で…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 8
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中