最新記事
アメリカ

ワニがワニの餌食に...衝撃の共食いシーンに「食うか食われるか」の声

Florida Alligator Filmed Dragging Giant Rotting Gator Carcass in Its Jaws

2023年8月15日(火)13時50分
ロビン・ホワイト
ワニ

(写真はイメージです) Danita Delimont-Shutterstock

<ワニが共食いする衝撃の理由とは>

米フロリダ州の湖で、ワニが、別の巨大なワニの死骸をくわえて運ぶ様子が撮影された。

【動画】ワニがワニの餌食に...衝撃の共食いシーンに「食うか食われるか」の声

ミーガン・トールマンさんがオレンジ郡のアポプカ湖で撮影した映像には、水の中で死んだワニの尻尾をくわえたワニが映っている。ワニはその後、死骸を引っ張りながら水中を動き回っている。

「食べるために引っ張っているのよ」とトールマンさんは映像の中で話している。

ワニは湖岸に近づき、獲物を引きずり上げると思われたが、思い直したのか、そのまま泳ぎ続けた。

このワニの死骸をめぐってワニ同士がけんかしていたと、映像の中で話す声が聞こえる。

フロリダ州には約130万匹のワニが湿地帯や沼地に生息している。アポプカ湖は州内最大規模の湖で、湖の周りは野生動物を観察できるドライブコースとなっている。

湖には多くのワニが潜んでおり、泳ぐ姿が頻繁に目撃されている。

映像のワニの死骸は色が白っぽく、トールマンさんがフェイスブックに投稿した動画を見た人の中には、アルビノだと勘違いした人もいた。

実際には、このワニは死んでからかなり時間が経っており、死骸が膨張していることからもそれがうかがえる。

トールマンさんも、このワニは「かなり腐敗している」ようだったとコメントを記している。

他のワニたちが餌を求めて争いを始めたとき、このワニはすでに死んでいた可能性が高い。

ワニが共食いをする理由

ワニが共食いをするのは珍しいことではなく、それには複数の理由がある。ワニは非常に縄張り意識が強く、それが原因で争いが起きることもある。また、生息地に他にどんな獲物がいるかにもより、共食いをするのはそれが最も簡単に餌を手に入れる方法だからかもしれない。

3月には、同じフロリダ州で野生動物写真家が、ワニが小型のワニを容赦なく襲い、噛み潰すという衝撃的な瞬間を捉えていた。

写真家のバーバラ・ダンジェロさんは、オーランドにある湿地公園を訪れた際、「夕日を見るために西の方角を向き、写真の構図を考えようとしたとき、背後で大きな水しぶきが聞こえた。振り向くと、巨大なワニが口に何か黒いものをくわえて頭を上げていた」とニューズウィークに語っている。

ニューズウィーク日本版 教養としてのBL入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月23日号(12月16日発売)は「教養としてのBL入門」特集。実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気の歴史と背景をひもとく/日米「男同士の愛」比較/権力と戦う中華BL/まずは入門10作品

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米雇用、11月予想上回る+6.4万人・失業率4.6

ビジネス

ホンダがAstemoを子会社化、1523億円で日立

ビジネス

独ZEW景気期待指数、12月は45.8に上昇 予想

ワールド

トランプ氏がBBC提訴、議会襲撃前の演説編集巡り巨
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 8
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    「日本中が人手不足」のウソ...産業界が人口減少を乗…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 8
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中