最新記事
野生生物

「まさか泳げるだなんて...」湖の水面を移動するヘビに「新たなる恐怖」の声

2023年5月25日(木)14時20分
ジェス・トムソン
ヘビ

(写真はイメージです) Susan M Snyder-Shutterstock

<「ヘビって泳げるの!?!?!?これは新たなる恐怖だ」>

カリフォルニア州のロペス湖で、水面を移動するガラガラヘビが目撃され、観光客は驚愕。その地を訪れていたジャネット・ハーシュバーガーはその様子を撮影し、フェイスブックに投稿した。「手漕ぎボートに乗る人たちは注意して。ロペス湖にはガラガラヘビがいる」

【動画】「泳げるなんて...」湖の水面を移動するヘビに「新たなる恐怖」の声

動画を見たネットユーザーたちは仰天。「もうロペス湖には入らない」「ヘビって泳げるの!?!?!?これは新たなる恐怖だ」などとコメントしている。

ハーシュバーガーは地元紙サン・ルイス・オビスポ・トリビューンの取材にこう語った。

「ボートを漕いでいたら、水面を泳ぐ生物を夫が見つけたのです。近くに寄って見てみると、その正体はガラガラヘビでした」

ガラガラヘビは滅多に泳がない

カリフォルニア州には7種のガラガラヘビが生息するとも言われている。どれも毒を持つが、基本的には大人しく、かみつくのは危険を感じた時のみだという。

名前の由来は尻尾の先っぽについた「ガラガラ」。人間の髪の毛や爪と同じケラチンからなる。その「ガラガラ」を鳴らすことで天敵を威嚇する。

サン・ルイス・オビスポのパークレンジャーのブライアン・ウィルダーによると、「ガラガラヘビは滅多に泳がないが、まれに水面を移動する」という。

ウィルダーはサン・ルイス・オビスポ・トリビューンに「確かに今年は例年より泳いでいるヘビが多い気もする。きっと、湖の水位上昇がいつもより早いからだ。住処を失ったため、泳いで新居を探しているのではいか」と語っている。

泳ぐ時、ガラガラヘビは「ガラガラ」を水に当てないよう慎重になるのだという。湿ってしまうと、乾くまで「ガラガラ」と鳴らせないからだ。

レアな水泳を披露し観光客を驚かせたガラガラヘビだが、ヘビが泳ぐことは決して珍しくない。海底にすむウミヘビを含む、泳ぎが得意な種類も多く存在する。

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起

ワールド

トランプ氏、ウクライナ戦争終結へ特使検討、グレネル

ビジネス

米財務長官にベッセント氏、不透明感払拭で国債回復に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでいない」の証言...「不都合な真実」見てしまった軍人の運命
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 6
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 7
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 8
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 9
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 10
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中