「グラビア撮るなら娘を返せ」 シングルマザー教授、セクシーな魅力を封印されるのか
また、元夫からの親権返還の訴訟についても「養育者として子どもを育てるのに最善を尽くしてきており、いつも子供が優先だ。しかし私のグラビア活動を口実に養育者変更の訴状を受けて、自分の権利が侵害されたようでつらい」と悔しさをにじませている。
一方で、ソンさんは「すべての女性には、自分だけのセクシーさを堂々と表わせる自由があると思う。その人の職業や年齢、社会的地位のためには、率直な個性を表現することはできないという社会的偏見を変えたい」と自身の考えを披露した。
法的にはどうなる?
女性の自己決定権などをもち出すソンさんの意見は、正しいようにも思えるが、果たして法的に親権や養育権を維持することは可能なのだろうか?
ソンさんの弁護を引き受けているコ・ヒョンソク弁護士は「ソンさんのグラビア撮影などが、子どもの成長や福祉の妨げになるほどのものとは思われない。父親の側でもそうした点に対する具体的な立証もない状況だ」と主張した。
また、他の法曹関係者は「裁判所は、子どもの親権と養育権者を指定する際に多くの要素を勘案して総合的に判断する。離婚後、親権者と養育権者が特別な趣味などの活動をしたり、再婚するなどの理由で親権、養育権変更を主張する場合もあるが、ただこのような事由だけでは親権、養育権者の不適格な事由にはならない。いわゆる"現状維持の原則"というものがある。別居や訴訟当時の子供を連れている人に大きな問題点がなければ現状を認めて今後もその人が子どもを育てるようにする可能性が非常に高い。子どもの養育は誰が子供を育てるのが子どもの幸福に最も適しているかによって決定しなければならない」と強調している。