最新記事

ハロウィン

ウクライナで大活躍の兵器HIMARS、ハロウィンでは子供たちに「キャンディ発射!」

U.S. Army HIMARS Shoots Out Halloween Candy for Kids in Viral Video

2022年11月3日(木)19時07分
ジェラード・カオンガ
米海兵隊HIMARS

米海兵隊のHIMARS(2022年10月) Eloisa Lopez-Reuters

<ウクライナでロシア軍の侵攻を食い止めるのに大きな役割を果たしているHIMARS(ハイマース)だが、ハロウィンのイベントでは戦場と正反対の平和な使われ方をした>

米陸軍が、ハロウィンのイベントで、高機動ロケット砲システム(HIMARS、ハイマース)から子どもたちにお菓子を「発射」する動画を公開し、インターネット上で話題になっている。この動画はオクラホマ州の陸軍基地フォート・シルが先月31日に投稿し、以来、35万回以上再生されている。

■【動画】HIMARS から発射されたお菓子に殺到する子どもたち

「ハロウィンで子どもたちにお菓子を配るのに、他にどうしろと? 発射!」とキャプションには書かれている。この短い動画では、仮装した数十人の子どもたちが、HIMARSから撃ち出されたお菓子を興奮気味に追いける様子が映されている。

HIMARSは軍用車両に搭載される軽量の移動式発射装置で、ウクライナではロシア軍に対抗する武器としてしばしば使用され、効果をあげている。

アメリカは、ロシアとの戦闘が続くウクライナにHIMARSを供給し、支援してきた。6月に第1弾がウクライナに到着して以来、同国軍はHIMARSを使って弾薬庫や橋などの重要な標的を攻撃し、ロシアの補給能力を弱体化させている。

バイデン大統領もホワイトハウスで初ハロウィン

ジョー・バイデン米大統領とジル夫人も、ハロウィンイベントの一環で、ホワイトハウスで初めて子どもたちにお菓子を配った。ロイター通信によると、大統領夫妻は子どもたちにキャンディを手渡しし、励ましの言葉をかけるなどした。

昨年のハロウィンは欧州に滞在中だったバイデン大統領は、ポテトチップスの袋に扮した子どもが特に気に入った様子で、また、映画『トイ・ストーリー」のキャラクター、バズ・ライトイヤーに仮装した子どもとは、一緒に写真撮影をした。

大統領夫妻の他にも、教育省、運輸省、航空宇宙局(NASA)、シークレットサービス(大統領警護隊)、平和部隊、ホワイトハウスの消防隊の代表や、ホワイトハウスの職員らが子どもたちにお菓子を配った。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中