最新記事

韓国

韓国ソウルの観光名所に怪物が出没!?

2022年9月8日(木)19時20分
川口 陽
漢江に現れた謎の生物

ソウルの中心を流れる漢江に怪物現る? JTBC News / YouTube

<夜になると橋がライトアップされる大河で謎の生物が目撃された──>

大型で強い勢力の台風11号が過ぎ去った韓国ソウルに怪物が現れたと話題を呼んでいる。韓国JTBCが報じた。

韓国のケーブル局JTBCの人気情報番組「事件班長」は7日、視聴者から寄せられた投稿動画を公開した。それはソウルの中央を横切るように流れる大河・漢江(ハンガン)のにかかる盤浦(バンポ)大橋から撮影されたという映像だ。

川幅1キロを超える大河・漢江の観光名所

映像が撮影された漢江は、韓国ソウル特別市の中央を横切るように流れる第1級河川で、全長は494kmと朝鮮半島では4番目、韓国では2番目に長く、流域面積では35,770平方キロメートルと韓国で1番大きい。また川幅が1キロ以上あり、下流の坡州(パジュ)市では2kmキロ以上となっている。

今回、問題となった映像が撮影された盤浦大橋は龍山区と瑞草区を結ぶ長さ1,490m、幅25mの6車線の橋だ。また1.2キロの世界最長の橋梁噴水「月光虹噴水」が設置され、夜になると漢江から1分間に60トンの水を組み上げて放水・ライトアップされ、観光名所として人気が高い。

newsweek_20220908_175251.jpg

問題の映像が撮影された盤浦大橋は夜になるとライトアップされる観光名所として知られる。 CC BY-NC-SA 2.0 KR

走る自動車から撮影された怪物とは......

映像は韓国南部に大きな被害をもたらした大型の台風11号が韓国を通り過ぎた6日午後5時ごろ、盤浦大橋を渡っていた自動車から撮影されたもので、橋のフェンス越しに巨大な何かが漢江の川面を悠々と泳ぐ姿が見える。

映像を撮影した人は「見たところ約10mほどの大きさのウナギのような感じだった。とても怖くて驚くべき光景だった」と語ったという。

映像を見た韓国国立生物資源院のト・ミンソク両生・爬虫類研究員は「とても遠くて目など詳細な部分が見えないため種を判別は難しい」と語り、「蛇であるとしたら外来種の確率が高い。韓国でも最大8〜9mの大きさの蛇がペットとして飼われる場合があるので、大型の蛇の可能性がある」と付け加えた。

この番組を見たネットユーザーたちは「ペットとして育てようと不法に外来種の蛇を持ち込んだ人が捨てたのではないか」「あのくらいの距離でこんなに大きく見えるなんて、正体が本当に知りたい」などのコメントを残している。

【映像】漢江に現れた怪物を見る

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ルーブル美術館強盗、仏国内で批判 政府が警備巡り緊

ビジネス

米韓の通貨スワップ協議せず、貿易合意に不適切=韓国

ワールド

自民と維新、連立政権樹立で正式合意 あす「高市首相

ワールド

プーチン氏のハンガリー訪問、好ましくない=EU外相
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 5
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 6
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心…
  • 7
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みん…
  • 8
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    「中国は危険」から「中国かっこいい」へ──ベトナム…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中