マスクの買収で奴らがツイッターに戻ってくる?
These 10 People Banned From Twitter Could Be Brought Back by Elon Musk
トランプが戻ってくればまたツイートで世界が一喜一憂することになる? Gaelen Morse-REUTERS
<暴力煽動、フェイクニュース流布、脅迫、ありとあらゆる権利の濫用をやって追放された彼らや彼らのような人間を、「言論の自由」を目指すというイーロン・マスクはいかに処するのか>
テスラとスペースXのCEOを務めるイーロン・マスクがツイッターを440億ドルで買収することで合意したことを受け、マスクがツイッターをどのような方向へ導くのかに関してさまざまな憶測が持ち上がっている。
世界一の大富豪で、ツイッターのヘビーユーザーでもあるマスクは、買収の事実を認める声明のなかで、ツイッターに望むこととして、自由な言論が制限されない「デジタルの街広場」にしたいと述べている。
そうしたことから、マスクがツイッターの現行のコンテンツ規制に切り込み、「パーラー(Parler)」や「ギャブ(Gab)」のような「自由な言論」で物議を醸すプラットフォームにするのではないか----そして、ツイッターから追放されていたドナルド・トランプ前大統領のようなユーザーが戻ってくるのではないかとの懸念が生じている。
以下は、利用規約違反によりツイッターのアカウントを永久凍結されているが、マスクのもとで復帰しかねない人物のリストだ。
■ドナルド・トランプ
トランプは、米国議会議事堂襲撃事件の2日後の2021年1月8日、ツイッターを使ってさらに暴力を煽るのではないかとの懸念から、アカウントを永久凍結された。
トランプは6日のツイートで、2020年大統領選挙で不正があったと虚偽の主張を行い、自身に投票した7500万人は、「どんな方法、やりかた、形式であろうが、軽視されたり不当に扱われたりされてはならない!!!」と述べていた。
さらに同日、2021年1月20日のジョー・バイデン大統領の就任式に出席するつもりはないとツイートした。ツイッター社は、トランプによるこの2つ目のツイートについて、「暴力行為を考えている可能性がある者に対して、自身が出席しないので就任式は襲ってもよい標的だ、と襲撃を奨励する」ものと見なせると述べた。
ツイッター社はこの2つのツイートについて、「2021年1月6日の暴力行為の再現を扇動している」可能性があるとして、トランプのアカウントを永久停止した。
■マージョリー・テイラー・グリーン
ジョージア州選出のグリーン下院議員の個人ツイッターアカウントは、新型コロナウイルスについて誤解を招く情報を繰り返し流布したとして、2022年1月2日に永久凍結された。
グリーンは、「コロナワクチンによる死者はきわめて多数にのぼる」とする誤った主張をはじめ、ワクチンとパンデミックに関して多くの誤情報を投稿していた。
グリーンの議員としての公式アカウント「@RepMTG」は凍結されておらず、現在も使用されている。
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