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海洋生物

悩みも吹き飛ばす? 赤ちゃんアザラシのユニークすぎる鳴き声

2021年11月24日(水)20時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
ゼニガタアザラシの赤ちゃん

@marinemammalrescue/TikTok

<愛らしい声、意外な声にTikTokユーザーは驚きを隠せない様子>

カナダの海洋哺乳類の保護団体によって投稿されたアザラシの映像が、TikTok上で話題になっている。

動画の中でゼニガタアザラシの赤ちゃんは、人間の赤ん坊が甘えているような声を発したり、猫のようにゴロゴロ喉を鳴らすことで、何百万もの視聴者の心を鷲掴みにしている。

この映像は、(11月24日時点で)190万以上の「いいね!」を記録。あるユーザーの「おかげで今日の心配事が一気に解消された」というコメントには、多数の同意が寄せられた。

@marinemammalrescue Did you know that baby harbour seals can be very vocal? Have a listen! You can even hear them in the background! #volumeup #babyseal #cute #fyp ♬ Pieces (Solo Piano Version) - Danilo Stankovic

一般的に、ゼニガタアザラシがよく鳴くのは、赤ちゃんの時と繁殖期の2つの時期だと言われている。生後数週間、赤ちゃんは「マー」と鳴くが、約4週間の授乳期を過ぎると減少する傾向にある。また研究によると、オスは繁殖期にメスを引き寄せるために水中で声を出すという。鳴き声によって、他のオスから自分のテリトリーを守り、周辺のメスにもアピールするのだ。

いくら可愛くても、接触は厳禁

思わず抱きしめたくなるほど可愛らしいアザラシの赤ちゃんだが、触れるのはご法度。海洋哺乳類保護法によって、米国内でゼニガタアザラシに触れたり、嫌がらせをすることは法律で禁じられている。

授乳期には母アザラシが単独で採餌するため、赤ちゃんアザラシが海岸に放置されることが多い。戻ってきたときに子供の周りに人間がいた場合、その姿が見えなくなるまで母アザラシは警戒して戻ってこない。

いくらアザラシが可愛いからといって、あるいは心配になったとしても、近づいてはいけない。団体のソーシャルメディアをチェックして、可愛らしいアザラシの様子をスマホ画面越しに堪能しよう。

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