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パンデミックインドの新型コロナウイルス感染、週平均40万人迫る ガンジス川に遺体漂流
インドの新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が39万0995人となり、過去最多を更新した。写真は5日、仮設の治療施設となっているシーク教寺院。ニューデリーで撮影(2021年 ロイター/Adnan Abidi)
インドの新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が39万0995人となり、過去最多を更新するとともに40万人に迫った。世界保健機関(WHO)がインドで最初に発見された変異株に対する警告を発するなど、危機が鎮静化する兆しはみられない。
保健省によると、インドの1日あたりの新規感染者数は32万9942人、死者数は3876人だった。累計感染者数は2299万人、死者数は24万9992人に達した。
ロイターの集計によると、インドの1日あたり死者数は世界最多となり、世界で報告される死者数の3人に1人を占めている。
WHOは10日、昨年インドで最初に特定された新型コロナウイルス変異株「B1617」を世界的に懸念され追跡調査と分析の強化が必要な変異株に指定したと発表した。
こうした中、インドでは、死者の急増で遺体の処理が追い付かず、多数の遺体がガンジス川に流される状態となっており、当局は11日、2つの州でガンジス川を漂流していた遺体を調査していると明らかにした。
ある地元住民は「火葬用の木材が不足しているため、人々は火葬ではなく聖なるガンジス川に遺体を沈めている」と話した。
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