コロナ禍の新人をどう育てればいいのか、先輩社会人としてできる4つのこと
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女子のプログラミング教育を推進するNPOのガールズ・フー・コードを立ち上げたレシュマ・サウジャニは、インスタグラムで自分の失敗談をシェアしている。ある日の投稿には、「勇気を出して。完璧でなくていいから」とある。「怖いと思っていることにこそ挑戦するべき。失敗しても人生の終わりではない」
筆者の場合、家族ぐるみで付き合いのある人が重要な仕事を紹介してくれたとき、お礼状を書き忘れるという失敗をした。フリーランスの納税方法を知らなくて大変なことになったこともある。大学の同級生と自分を比べたり、キャリアプランに悩むばかりで、なかなか仕事に応募しなかったことも後悔している。
■有給インターンを雇う
コロナ禍という歴史的な荒波に見舞われた若者たちに同情するのもいいが、仕事を与えるのはもっといい。21年卒生は、リアルな仕事の経験(と所得)を必要としている。フルタイムでは無理でも、有給のインターンや見習いは雇えないか。
最近は多くの企業がインターンを募集しているが、全米大学就職協議会(NACE)によると、営利企業のインターンの43%は無給だ。これはよろしくない。NGOのペイ・アワ・インターンズや、短期インターンを提供するパーカー・デューイなどに問い合わせれば、有給インターン制度の設け方を教えてくれる。
ただし、有給だからといって、インターンに厳しく当たるのは禁物だ。彼らは具体的なタスクをこなす上で、きめ細やかな研修を必要としている。コミュニケーションやチームワークなど成功のカギとなる「ソフトスキル」を学ぶ機会を提供しよう。
あなたが仕事をしているところを見せるのも、勉強になるはずだ。筆者が初めてNGOでインターンをしたとき、上司が資金調達の電話をその場で聞かせてくれた。相手に反論されたり拒絶されたときの対処法は、今もとても参考になっている。
■話を聞く
コロナ禍での大学生活という、21年卒生のユニークな経験にじっくり耳を傾けることも大きなサポートになる。筆者のいとこのオリビアは20年卒生で、とても印象的な話をしてくれた。
「区切りとなるイベントがなかったと、今でもよく友達と話す」と、彼女は言っていた。「最後の授業も卒業式もなかった。気持ちを切り替える機会もなく、ある日突然フルタイムで働くようになり、コンピューターの前に1日12時間座っている生活が始まった。大学でできなかった経験を取り戻すことはできない」
先輩社会人には、彼らの失われた経験の埋め合わせはできないが、彼らが独りぼっちではないと知らせることはできる。将来振り返ったとき、筆者も、あなたも、大変な時代に新社会人の手助けができたと思えることを願っている。
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