父・習仲勲の執念 深セン経済特区40周年記念に習近平出席
それらの国で使われている現行の人民元を中国の中央銀行が発行する法定デジタル人民元に置き換えれば、相当数の国家の流通通貨になっていく。
それが世界的信用を得る所に行くのはなかなか困難で、遠い道のりがあると思うが、そのためにも中国は日本を中国側に引き付けておきたいのである。
菅内閣の舵取りの分岐点は、ここにも潜んでいる。
中国のシャープパワーに取り込まれている自民党の二階幹事長が背後にいる限り、習近平を国賓として招聘すると主張し続けた安倍内閣の危なさは今もなお残っており、そこから目を離すことはできない。
(なお、習近平の狙いとデジタル人民元に関しては、白井一成氏との共著『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』で詳述した。)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。中国問題グローバル研究所所長。筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『ポストコロナの米中覇権とデジタル人民元』、『激突!遠藤vs田原 日中と習近平国賓』、『米中貿易戦争の裏側 東アジアの地殻変動を読み解く』,『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』、『毛沢東 日本軍と共謀した男』、『卡子(チャーズ) 中国建国の残火』、『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』、『中国がシリコンバレーとつながるとき』など多数。
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