コロナ被害者のために100歳が断食しながら寄付金調達
アティークさんはまた、誰もが自主隔離をして屋内にとどまり、ほとんどどこにも行かれない状態だが、100歳の人が共同庭を使って心身ともに活動的でいられる姿は、みんなに元気を与えてくれると話した。
このチャレンジは、英国にあるバングラデシュ人コミュニティ向けのテレビ局チャンネルSが運営する慈善事業プロジェクト「ラマダン・ファミリー・コミットメント」(RFC)の一環だ。集められた寄付金は、RFCのパートナーである慈善事業団体を通じ、英国や、チョードリーさんの出身地である現在のバングラデシュ、その他50カ国のコロナ犠牲者や貧困で苦しむ人たちの支援に使われる。
キャプテン・トムは2冊の本を出版
なおチョードリーさんが刺激を受けたという「キャプテン・トム」(トム大尉)ことトム・ムーアさんだが、その後は名誉大佐の称号を与えられている。また、秋には2冊の2冊の本の出版が控えている。9月に刊行予定の自伝と、10月に刊行予定のムーアさんのチャレンジなどを描いた子ども向けの絵本だ。
前払い金としてムーアさんは、出版社から150万ポンド(約2億円)を受け取ったとの憶測が流れていた。さらに、ムーアさんがこの前払い金も慈善団体に寄付する予定だと噂されていた。ムーアさんはその後、孤独の撲滅に向けた活動やホスピス支援、大切な人との死別に苦しむ人たちの支援などに向けた基金「キャプテン・トム・ファウンデーション」を立ち上げており、2冊の本からの収入は、この基金運営に役立てられるようだ。