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自然の音を聞くと気分が落ち着く...は、科学的に実証されている

2018年9月6日(木)18時25分
松丸さとみ

自然に触れられない時は録音した音で

この研究を率いたカサンドラ・グールド・ヴァン・プラグ博士はヘルス・マガジンに対し、「精神的に疲れている人もいない人も、数分でいいから自然の中を散歩することを勧める」と話した。グールド・ヴァン・プラグ博士自身も今回の研究結果を受けて、デスクから離れられずに自然の中へ行かれない時は、アプリを使って自然環境音を聞くようになったという。

ただし、どの音も自分に合うとは限らないため、環境音のアプリやCDなどを購入する前にまずは実際に聞いてみた方がいい、とアドバイスしている。自分に合った音であれば、集中力が向上する他、睡眠の質も改善する可能性があるという。自律神経系のストレスは睡眠の質を低下させるため、例えば車の行き交いの音といった人工音をできるだけ抑えながら、自律神経のストレスを和らげる自然音を聞けば、睡眠の質が上がるだろうと説明している。

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なお、冒頭で紹介した「パークトラックス」以外にも、米国の国立公園で録音した音を聞くことができるサイトがある。コロラド州立大学の研究者らが国立公園で録音した音を紹介したサイトで、ハワイの火山国立公園や、米国で最も人気のある国立公園であるイエローストーン国立公園などで録音されたより長い音を聞くことができるようになっている。冒頭で紹介した12分では足りない場合や心が癒しを求めている時に試してみてはいかがだろうか。

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