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ハチの死滅が懸念される中、トランプ政権が問題の殺虫剤の使用禁止令を撤回

2018年8月9日(木)17時54分
松岡由希子

また、英ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校での研究により「ネオニコチノイド系殺虫剤の慢性的な暴露によって、マルハナバチの学習能力や記憶力に害が及んでいる」こともわかっている。

さらに、英国自然環境研究会議(NERC)の研究プロジェクトは、英国・ドイツ・ハンガリーの農地でネオニコチノイド処理された作物がハチにもたらす影響を評価し、「ネオニコチノイドがハチの健康に悪影響を及ぼしている」と結論づけた。

米カリフォルニア州の農薬規制局(DPR)が2018年7月に発表した調査レポートでも「イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン、ジノテフランの4種類のネオニコチノイドが、ハチをはじめとするポリネーター(花粉媒介者)に害をもたらしているおそれがある」と指摘している。

パリ協定離脱につづき...

トランプ大統領は、2017年1月の政権発足以来、地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定からの離脱を発表するなど、オバマ政権の環境・エネルギー政策を次々と撤回してきた。

国立野生生物保護区におけるネオニコチノイドの使用禁止の解除は、このような一連の動きのひとつとも捉えられているが、自然環境や野生動物の保護の観点から懸念の声が広がりはじめている。

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