圧巻の「天の川銀河」3Dマップ、最新版を欧州宇宙機関が公開 VRでも閲覧可能
2018年4月27日(金)18時00分
位置と動きのほかに、観測対象となったほぼすべての恒星の等級と色、変光星約50万個の等級と色の変化の推移、恒星約1億個の表面温度などもデータに含まれている。
ガイアはまた、太陽系内にある既知の小惑星1万4000個以上についても、正確な位置のデータを観測した。
360° view of Gaia's sky. Credit: ESA/Gaia/DPAC; ATG medialab.
Parallax and proper motion on the sky. Credit: ESA/Gaia/DPAC.
3Dマップを手軽に楽しめるソフトも提供
ESAは今回の発表に合わせて、ガイアによる観測の成果を手持ちのデバイスで楽しめる2種類のソフトウエア(アプリケーション)も公開した。
「GaiaVR」は、WindowsおよびMac OS向けに開発された仮想現実(VR)アプリケーションで、ガイアの視点から観測する宇宙を疑似体験できる。VRヘッドセット「HTC Vive」と専用コントローラを組み合わせると画面いっぱいに広がる宇宙に没入できるが、これらの機器がなくてもパソコンの画面で閲覧可能だ。
「Gaia Sky」は、"リアルタイムの3D天文視覚化ソフトウエア"と銘打たれ、Windows版、Mac OS版、Linux版がそれぞれ提供されている。こちらでは3次元でマッピングされた天の川銀河を、地球を中心に方向や縮尺を自由に変えて眺めることができ、天体の動きも再生速度を自由に変えて再現できる。
Gaia Sky - Free flight mode using game controller
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