昆虫食はすでに日常 カナダの大手スーパー「コオロギ粉」全国販売開始
2018年3月13日(火)17時40分
カルシウム、鉄分、ビタミンB12などが豊富といわれるコオロギ、ひいては昆虫全般だが、単なる代替プロテインとして注目されているわけではない。食肉用家畜に比べ、その飼育には必要とされる水、餌、土地が少なく、また温室効果ガスの放出が少ない。
また、国際連合世界食糧計画(WFP)の2015年のレポートによると、世界の約8億人が、健康で活動的な生活を維持するのに必要な栄養を補える食料を得られていない。一方で世界の人口は2050年までに90億人にまで膨れ上がると予想されている。食料問題の解決策としても、昆虫食は注目を浴び、研究され始めている。
2013年の国連食糧農業機関(FAO)の報告書によると、人類はこれまで1900種類以上の昆虫を食してきたという。たとえば、日本も含め、イナゴやその他の昆虫類は世界の多くの地域で古くから食されてきた。
昆虫食というとまだ抵抗を感じてしまう場合もあるだろうが、姿形はエビなどの甲殻類と大差ない。ここまで実際に浸透してきた以上、マインドセッティングを変える必要があるのかもしれない。
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