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アラビア半島でアラビア語が絶滅する?

2010年3月9日(火)11時55分
トム・ハンドリー

 昨秋、アラブ首長国連邦(UAE)のUAE大学アラビア言語文学課程に入学した学生はたった5人。大学の34年の歴史の中で最も少なかった。

 アラビア半島の東端でアラビア語がゆっくりと消滅しつつあるらしい。外国人が人口の80%以上を占めるUAEでは、アラビア語は英語とヒンディー語に次いで3番目に多く話されている言語にすぎない。UAEの国民は石油によって豊かな生活をして、政府から特別待遇を受ける少数派。彼らのアイデンティティーである言語は西側の消費文化の波に洗われて危機的状況にある。

 UAEやカタールでは英語がビジネスやメディアの共通語になっている。「これらの国でアラビア語は絶滅危惧言語だ」と、ドバイ・アメリカン大学のカマル・アブドルマレク教授は言う。ドバイでも店や看板などでアラビア語は英語と同列に扱われているが、耳を澄まさないと日常生活でアラビア語会話は聞けない。

 アラビア語にとって最大の脅威は高等教育が英語で行われること。カタールではアメリカの一流大学が何校も分校を開設している。UAE大学でも急速に英語が学内の教育言語化している。「英語禁止法」以外にアラビア語を救う道はないかもしれない。

*グローバル・ポスト特約
GlobalPost.com

[2010年3月10日号掲載]

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