超難解な「単語探しパズル」がネットで話題...あなたには解ける?
Dad Challenges Internet To Solve His Kids' Word Search Puzzle, They Can't
「envy」が見つからない...父親がSNSに助けを求めた結果とは Sander Sammy-Unsplash
<5歳の息子が挑戦した単語探しパズルがSNSで話題となり、父親のトムを筆頭に大人たちが次々と頭を抱えた>
ある父親が、ソーシャルメディア上の人たちに対して、5歳の息子が格闘している単語探しパズルを解いてみてほしいと問いかけた。ところが、誰ひとりとして答えを見つけられず、すっかり途方に暮れてしまったと、父親は本誌に語った。
【画像】誰も解けない? 5歳の息子が挑んだ「単語探しパズル」に大人たちが困惑
ハンドルネーム「u/LordBadgerFlap」が共有したレディット(Reddit)の投稿では、ある1児の父親が、一見すると簡単そうなタスクを他のユーザーたちに課している(この父親は、自分の名称として、「ノッティンガム在住のトム」を使いたいと希望した)。
ところが、その単語探しパズルに挑んだ人たちは、簡単とはまったく言えないことに気がついた。
単語探しパズルが多くの人のあいだで娯楽としてこれほど長く人気を博していることには、きわめてしっかりとした科学的な理由がある。英国のロンドン大学ゴールドスミス校の研究チームは2018年、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて、単語探しパズルを解いている人の脳で起きていることを詳細に調べた。
その結果、この種のタスクを完了すると、気分をよくする化学物質ドーパミンを生成する脳領域が活性化することがわかった。
頼りの綱はレディット民
残念ながら、今回のケースでは、パズルに挑んだ人は、ドーパミンを浴びる機会を奪われるはめになった。なによりもイライラさせられるのは、表面的には、手元のタスクが簡単に見えることだ。「envy」という単語を見つけさえすれば、トムとその息子のためにパズルを完成させられる。
ところが、パズルに挑んだ人たちはすぐに、家族との食事中にパズルをちらっと見たときにトムが行きあたったのと同じ問題にぶつかった。ここでそのパズルを紹介しよう。
トムは本誌に、「ピザ・エクスプレスのレストランにあった、子どもが遊ぶための単語探しパズルだった」と述べた。「5歳の息子が、母親の助けを少しだけ借りながら、パズルを解こうとしていた。息子は『envy』が見つからないと言った。われわれは、たんに息子が見つけられないだけだろうと思った」
トムたちは当初、息子の年齢を考えれば、たんに見落としているだけだろうと思っていた。
「そこで、母親がパズルを受けとって見てみたが、それでも見つからなかった」とトムは話した。「彼女は『どこにもない』と言った。わたしは『あるに決まってる。見落としているだけだよ』と答えたが、やっぱり見つからなかった」
トムは途方に暮れた。パズルのスクリーンショットを親族に送ったが、何も返ってこなかったので、レディットに頼ることにした。「誰かが指摘してくれる、わたしたちが見落としているだけだ、と思っていた」
ピザ・エクスプレス広報の見解は
ところが、どちらも予想どおりにはならなかった。
「『envy』は見つけられなかったが、左下のセクションで『Jed』を見つけた。お役に立てますように!」と、あるユーザーは書いている。「子どもを長いあいだ夢中にさせるために、わざと抜かしているのでは?」と問うユーザーもいた。
第3のユーザーも、見つからないことを認めつつ、こうコメントしている。「これは、間違いなくミスプリント。Yが5個しかなくて、どれを使ってもENVYにはならない。いちばんそれに近いのがENNYで、たぶんこれがそのつもりだったんだと思う」
トムも、「ミスプリントか、ミスの見落とし」の可能性に同意したが、レストランではわざわざクレームはしなかったという。「会社のすることは、店舗スタッフにはどうしようもない」からだ。
本誌がピザ・エクスプレスに問い合わせたところ、同社はたしかにミスだと認めた。
ピザ・エクスプレスの広報担当者は、本誌にこう話した。「単語探しパズルのタイポについては当社も認識しており、次の増刷に先だって修正が施されています」
(翻訳:ガリレオ)
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら