世界で最も稼いだK-POPスター第1位は? BTSメンバーなどランクインの顔ぶれと、驚きの資産額
BTSメンバー(ワシントン、2022年5月) Leah Millis-REUTERS
<続々と新しいグループが誕生し、世界を席巻するK-POPだが、最も多くの資産を築いたスターたちは誰なのか>
K-POPが世界各国で人気を博し、韓国アーティストの活躍はこの数年、世界的な現象となっている。高いアルバムセールスを記録し、世界的なコンサートや広告出演を行う彼らは今や、想像を超える高収入を得る存在となった。セレブリティ・ネット・ワースが発表したデータを見ると、そのなかでも最もリッチなK-POPスターたちが分かる。
■【写真】最もリッチなK-POPスターランキング1~15位 トップはBTSでもBLACKPINKでもなく...
2022年に26カ国を対象に行われた調査では、約46%の人々がK-POPが自国で「非常に人気がある」と答えた。その中でも近年、特に人気の高いK-POPスターの代表格であり、高収入を得ているのは、男性ならBTS、女性ならBLACKPINKだろう。
ともに多様な音楽で人々の心をとらえ続けているが、グループやソロでの音楽活動にとどまらず、メンバーそれぞれが様々な企業との契約からも収入を得ている。例えばBLACKPINKのメンバーであるジェニーは、2018年にリリースしたソロデビューアルバム『Solo』が韓国チャートで2位にランクインし、シングル『Solo』は韓国と米国のワールドチャートで1位を獲得した。
同グループのリードボーカルとビジュアル担当のジスは、ソーシャルメディアのインフルエンサーでもあり、Instagramのフォロワーは7200万人を超える。ディオールやカルティエのブランドアンバサダーにも選ばれている。
またBTSのメンバーであるジミンのソロアルバム『FACE』は、発売初日に102万1532枚を売り上げ、「ビルボード200」チャートで2位を記録。同グループのメンバーであるジョングクは、マクドナルド、ヒョンデ(現代自動車)、サムスン、ルイ・ヴィトンなどのグローバルブランドとコラボレーションするなど、収入源は幅広い。
収入源は芸能活動や企業とのコラボだけではない
こうした芸能活動だけでなく、そこで築いた資産をもとにさらなるビジネスに乗り出して成功しているK-POPスターたちもいる。例えばベテラン歌手のピ(本名チョン・ジフン)は、韓国・清潭にある商業ビルを、購入価格の3倍以上で売却。妻のキム・テヒと共に、韓国ではセレブ不動産王として知られている。
BIGBANGのボーカル兼ダンサーであるソルも、不動産やYGエンターテインメントへの投資、30曲以上の楽曲の印税から資産を築いており、2017年には不動産投資だけで推定4760万ドルの収入を得たとされる。
このように、世界的な人気を背景にした本業に加えて事業や投資でも莫大な資産を築くK-POPスターたち。それでもセレブリティ・ネット・ワースによれば、最も多くの純資産を保有するのは今を時めくBTSでもBLACKPINKでもなく、K-POPがアメリカで認められる道を『江南スタイル』で切り開いた、パイオニアとも言うべきPSYだという。
*誤った写真を掲載していたため訂正しました。(5月27日11時42分)