最新記事

教育

現役東大生249人がおススメ「これだけは読ませて損はない!」 わが子の頭がよくなるマンガBEST16

2021年11月4日(木)11時00分
布施川 天馬(現役東大生ライター) *PRESIDENT Onlineからの転載
東京大学の安田講堂

東京大学wnmkm - iStockphoto


東京大学の学生は子供時代にどんなマンガを読んだのか。「プレジデントFamily」編集部のアンケートに協力した現役生249人から特に支持された16作品を紹介しよう。文学部4年でライターの布施川天馬さんは「僕に思考力の基礎がついたのはマンガのおかげ。絵があるので頭に入りやすく、知的好奇心も広がる」と断言する――。


※本稿は、『プレジデントFamily2021秋号』の記事の一部を再編集したものです。

東大生が断言「これだけは読ませていいです」頭がよくなるマンガ

子供のころから、家族でマンガを愛読していたという現役東大生ライターの布施川天馬さん(文学部4年)。思考力の基礎がついたのはマンガのおかげだそうだ。

「マンガを読めば知識が広がりますし、得た知識はその後の勉強の裏付けになります。例えば日本のマンガの人名は、英語が語源になっていることが多いですから」

上記のマンガは、東大生アンケートによりおすすめされたもの(2021年3月、「プレジデントFamily」編集部が東大生249人にWEBアンケートを実施した結果より作成)。布施川さんが特に勉強に役立ちそうだと思ったのは次のタイトルだ。

「『源氏物語』をマンガ化した『あさきゆめみし』は古典に、『はたらく細胞』は人体の基礎に役立ちそうですね。『キングダム』は中国の春秋時代を描いた作品ですが、歴史に興味を持つきっかけづくりによさそうです。200巻まである長寿マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』もいいですね。こち亀は電気自動車を造ってみたり、せっけんを手作りしてみたり、テクノロジー系の時事ネタが紹介されているのでいいと思います」

そもそもマンガのよさは「絵で補足されていること」という。

「科学について知ろうとしたとき、本よりもマンガのほうが、絵の補足があるので内容が頭に入りやすい。知的好奇心を広げるきっかけにはちょうどいいでしょう」

マンガで国語力を上げるなら、「どうだった?」と感想を聞くといいという。

「うちの親もよくしてくれましたが、子供にストーリーを語らせるのは要約のよいトレーニングになります。『面白かった』ですませず、どんなストーリーで、どこが面白かったか、踏み込んで聞いてみるといいでしょうね」


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

豊田織機の非公開化報道、トヨタ「一部出資含め様々な

ビジネス

中国への融資終了に具体的措置を、米財務長官がアジア

ビジネス

ベッセント長官、日韓との生産的な貿易協議を歓迎 米

ワールド

アングル:バングラ繊維産業、国内リサイクル能力向上
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 7
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 8
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 9
    ビザ取消1300人超──アメリカで留学生の「粛清」進む
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中