最新記事

テレワーク

Zoom会議の生産性を上げるコツ フォローから始める、参加者は6人...厳禁なのは?

Making Zoom More Personal

2021年4月16日(金)12時04分
スーザン・マクファーソン

クリエーティブディレクターのマイケル・ローネンは、リモート環境で「デジタル・インティマシー(親密な関係)」を生み出す方法を探っている。オンラインパーティー・プラットフォームのコリアリティー・コレクティブを立ち上げて、さまざまなイベントを開いて発見したのは、デジタル・インティマシーを生み出す最適な参加人数は6人前後ということだ。

ローネンはオンラインで、つながりを生み出すコツもいくつか発見した。同じ音楽に合わせて踊ったり、同じもの(窓の外の月など)を見たり、同じ料理やスナックを食べながら交流すると、親近感を深めることができるという。

会社に通勤していようが、リモートワークだろうが、1日が24時間であることは変わらない。そしてどんな会議でも、ダラダラ長く続けないほうがいいことに違いはない。だからオンライン会議を開くときは、時間を有効に使うため事前に準備をしておこう。

話が脱線しないよう心掛けることも重要だ。そのためには目標を明確にしておくこと。採用面接を受けたいのか、スピーチの機会を得たいのか、メディアに新製品のレビューを書いてほしいのか。どんな結果になれば会議は成功だったと言えるのか。

会議の前に一定のシナリオを練っておくのもいい。話が脱線したらどうするか。どうやって生産的なディスカッションに軌道修正するか。もちろん筋書きありき的な態度では、会議はたちまち退屈になり、充実した意見の交換は生まれないから、細かく決め過ぎないことも重要だ。

1年前にオンライン会議が導入されたときのことを思い出して、それを教訓にしよう。自分の持ち時間が45分なら、プレゼンは30分にまとめて、残りは質疑応答に充てること。一方的に情報を与える形にならないよう注意しよう。

「この会議で最高のパフォーマンスを見せて、相手に好印象を与えたい」と思うと、かえって気負って自分らしさを出せないもの。「この会議をきっかけに、長期的な人間関係を築こう」くらいの気持ちのほうが、よりよい結果につながるはずだ。

ひょっとすると、ミーティングやプレゼンを簡潔にすることよりもっと重要なのは、参加者の話に熱心に耳を傾けることかもしれない。そんなの当たり前だろうと思うかもしれないが、たいていの人は他人の話を聞くのが恐ろしく下手だ。そもそも他人の話に興味がない!

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ関税、国内企業に痛手なら再生支援の必要も=

ビジネス

現代自、米ディーラーに値上げの可能性を通告 トラン

ビジネス

米国株式市場=S&P500・ダウ反発、大幅安から切

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、トランプ関税発表控え神経質
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中