プレスリリース

出前授業「災害時のトイレのそなえ~能登半島地震の被災者からの声~」大田区立出雲小学校で実施 「携帯トイレ」の使い方を実演

2024年11月13日(水)16時30分
特定非営利活動法人日本トイレ研究所(所在地:東京都港区、代表理事:加藤 篤)は、排泄をとおして健康や生活リズムを整えることを目的に、啓発活動「トイレweek」を2024年11月10日(いいトイレの日)~19日(国連・世界トイレの日)に実施しています。能登半島地震でも課題となった「災害時のトイレ」について、大田区立出雲小学校(所在地:東京都大田区、校長:関 眞理子)で出前授業を行い、携帯トイレの使い方などを伝えました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/416931/LL_img_416931_1.jpg
災害時にトイレが使えなくなることを説明する様子

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/416931/LL_img_416931_2.jpg
携帯トイレに着色した水を注いで実験する様子

■小学校で出前授業「災害時のトイレのそなえ~能登半島地震の被災者からの声~」
トイレweek期間中の11月12日、排便記録(後述)に参加する大田区立出雲小学校で5年生88人を対象に、「災害時のトイレのそなえ~能登半島地震の被災者からの声~」をテーマに授業を行いました。
授業では、大きな災害が起きると水洗トイレが使えなくなること、トイレが不衛生になると水分を控えることで体調を崩したり感染症の発生につながること、能登半島地震の避難所で「携帯トイレの使い方を日本中の小学校で伝えてほしい」という声があったことを説明。児童に「携帯トイレ」の使い方を説明し、おうちの人にも児童から伝えてもらうよう話しました。
児童からは「災害時でもこれを覚えておけば安心してトイレができる」「携帯トイレは家に準備しておき、できるように手順などをしっかり覚えたい」「勉強したことを家族に教えたい」等の感想が聞かれました。


■その他のトイレweek実施内容
(1)小学校・中学校133校2万4,354人が排便記録に参加(12月中旬に結果発表)
全国の小学校・中学校133校・2万4,354人の児童・生徒がトイレweekに合わせて、1週間、排便の有無・便の形状、朝食摂取について記録を行います。児童・生徒が体の状態に関心を持ち、健康管理ができるようになること、排便状態の実態を把握することが目的です。
昨年の排便記録の結果では、便秘が疑われる小学生が約4人に1人(26.3%)となりました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/416931/LL_img_416931_3.jpg
排便記録に使用するチェックシート

(2)「トイレの教科書」を小学校・中学校に配付
災害時のトイレの備え、うんち・おしっこのできる仕組み、うんちと生活習慣などを説明した「トイレの教科書」を、排便記録に参加する小学生・中学生、2万4,354人に配付しました。親子でトイレ・排泄について学ぶことで、災害用トイレを備えたり、便秘に気付くきっかけにしたり、主体的に生活習慣を整える意識をもつことが期待できます。

(3)おなかにいい5つのアクションを公開
トイレweekのウェブサイトで、おなかにいいこととして5つのアクションを紹介しています。「小学生・中学生からの50の質問」(学ぶ)、「食物繊維がとれるおなかにいいレシピ」(食べる)、「おなかにいいリズム体操」(運動する)、「うんちチェックシート」(チェックする)、「災害時のトイレの備え方」(備える)によって、平常時も災害時もよい排泄につなげることを目指します。
URL: https://www.toilet.or.jp/projects/toiletweek/

(4)トイレ・排泄に関する標語募集
トイレ・排泄について、話題にしたり、考えてもらうきっかけとして、トイレマナー、排便・排尿、健康、排泄の大切さなどをテーマに、排便記録に参加する小学生・中学生から標語を募集します。子どもたちからのメッセージ(標語)を発信することで、トイレ・排泄が恥ずかしいものではなく、大切なものであるという意識に変えていくことを目指します。
日本トイレ研究所において入賞作品を選出し、ウェブサイトで公表します。(2025年1月発表予定)


■トイレweek2024概要
トイレは生きていくために欠かせない排泄の場であり、排泄はからだの状態をあらわす大切なサインです。
日本トイレ研究所では、トイレ・排泄を大切に考えてほしいという思いを込めて、11月10日「いいトイレの日」から11月19日「国連・世界トイレの日」を「トイレweek」と定め、トイレ・排泄について、話題にする・考える・学ぶ・行動する活動を実施します。
※2020年~2023年は「うんちweek」として実施

期間 : 2024年11月10日(いいトイレの日)~11月19日(世界トイレの日)
特設サイト: https://www.toilet.or.jp/projects/toiletweek/
目的 : 排泄をとおして、健康や生活リズムを整えるきっかけをつくる
内容 : 小学校・中学校を通した児童・生徒の排便記録、
特設サイトでの情報発信等
主催 : 特定非営利活動法人日本トイレ研究所
協賛 : EAファーマ株式会社、カゴメ株式会社、管清工業株式会社、
太陽化学株式会社、株式会社LIXIL、カルビー株式会社、
マグミット製薬株式会社、イチジク製薬株式会社、
王子ネピア株式会社、株式会社ケンユー、サラヤ株式会社、
野村乳業株式会社、株式会社はくばく(順不同)

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/416931/LL_img_416931_5.jpg
トイレweekメインイメージ

■特定非営利活動法人日本トイレ研究所
「トイレ」を通して社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動しているNPOです。近年は「子どものトイレ・排泄環境」「災害時のトイレ・衛生環境」「街なかのバリアフリーなトイレ環境」に力を入れています。
所在地 : 東京都港区新橋5-5-1 IMCビル新橋9F
コーポレートサイト: https://www.toilet.or.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

イオン、米国産と国産のブレンド米を販売へ 10日ご

ワールド

中国、EU産ブランデーの反ダンピング調査を再延長

ビジネス

ウニクレディト、BPM株買い付け28日に開始 Cア

ビジネス

インド製造業PMI、3月は8カ月ぶり高水準 新規受
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 8
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 9
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 10
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中