プレスリリース

QNA Technology、青色発光量子ドットの技術を日本で初展示 「nano tech 2024」に出展

2024年01月24日(水)10時00分
量子ドット(QD)(*1)技術を開発製造する、ポーランドの上場企業QNA Technology(読み:キュー・エヌ・エー・テクノロジー、CEO:アルトゥール・ポドロデッキ、本社:ワルシャワ、以下 QNA Technology)は、「ナノテクノロジー(*2)」に関する世界最大級の国際総合展示会「nano tech 2024 第23回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(2024年1月31日~2月2日、東京ビッグサイト)にて、青色発光量子ドット技術の展示やデモンストレーションを行います。日本での出展は初であり、経営陣と技術チームが参加し、商談の機会を提供します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/382201/LL_img_382201_1.jpg
青色発光量子ドット

ポーランドのワルシャワ証券取引所に2023年12月に上場したQNA Technologyは、量子ドット(QD)を用いた、非常に開発難易度が高いとされる「青色発光量子ドット」を開発製造しています。

現在のテレビ、PC、スマートフォンなどで使用されるディスプレイは実際の色を忠実に再現することが求められ、それを解決するための画期的な技術として量子ドットが注目されています。2023年のノーベル化学賞に量子ドットが選ばれるなど、ディスプレイ、照明、太陽電池、センサー、医療用途などでの応用が世界から期待されています。特に、青色発光量子ドットについては商用として提供している企業は世界でも少数です。

QNA Technologyの優位性は、量子ドットの製造においてカドミウムや鉛などの有害な重金属を含まない環境に優しい量子ドット材料を使用していることです。さらに、ディスプレイ、LED、太陽電池などの用途に応じて、さまざまな形態でお客様に提供可能です。

QNA Technologyは、来る2024年1月31日から東京ビッグサイトにて開催される「nano tech 2024 第23回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」にて、青色発光量子ドットに関する技術の展示を行います。日本での出展は初であり、代理店「SUN NANO(読み:サンナノ)」ブースにおいて、同社の技術に関する紹介資料やデモ用サンプルを展示します。さらに、経営陣と技術チームが参加し、商談の機会を提供します。

同社CEOのアルトゥール・ポドロデッキ(Artur Podhorodecki)は出展に際しコメントを述べています。
「ディスプレイ全般用のピュアブルードット(PureBlue.dots)と、マイクロLEDディスプレイ、LED照明向けのピュアブルーUV硬化型インク(PureBlue.UVink)という2つの新ソリューションを発表しました。『nano tech 2024』ですべての製品を紹介する予定です。」


(*1) 量子ドット:半導体原子が集まった発光性の超微粒子のこと、QD(Quantum dots)と略される。サイズは、1ミリの100万分の1という「ナノ」レベルであり、大きさによって発光色が変化する特徴があり、サイズが小さくなるにつれて、赤~緑~青となる。
(*2) ナノテクノロジー:分子や原子などナノメートルスケールの構造を制御することで特性を発現させる技術


*本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。
*本リリースに記載されている会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。


■「nano tech 2024」概要
「ナノテクノロジー」に関する世界最大級の国際総合展示会、ナノ材料・素材等、様々な分野の最新技術・製品が一堂に集結します。
QNA Technology出展ブースNoは、「5M-07」(SUN NANOブース内、英語/日本語対応可)です。

公式サイト : https://www.nanotechexpo.jp/main/
会期 : 2024年1月31日(水)~2月2日(金)
場所 : 東京ビッグサイト
主催 : nano tech実行委員会
予定参加者数: 45,000名

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/382201/LL_img_382201_2.png
「nano tech 2024」ロゴ

■QNA Technology社について
ポーランドのワルシャワに本社を置くQNA Technologyは、エレクトロルミネッセンス(EL)およびフォトルミネッセンス(PL)向け半導体ナノマテリアルのコロイド合成のリーティングカンパニーです。半導体量子ドットの設計と製造、表面処理、量子ドットをベースにしたインクの配合を専門としており、幅広い業界ニーズを満たしています。また青色発光量子ドットの開発における世界的なパイオニアでもあり、重金属フリー、ディスプレイ品質向上、低消費電力、高安定性を実現しています。QNA Technologyは、化学、物理学、材料工学の分野におけるヨーロッパ有数の専門家で構成され、お客様の研究開発を支援し、量子ドットを用いるさまざまなデバイスの生産に必要な助言と支援を提供しています。

本社 :ポーランド ワルシャワ
設立 :2016年
国際証券コード(ISIN):PLQNTHL00017
CEO :アルトゥール・ポドロデッキ(Artur Podhorodecki)
日本代理店 :SUN NANO ルードヴィック・フェリーニョ(Ludovic Ferrigno)

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/382201/LL_img_382201_3.jpg
CEO:アルトゥール・ポドロデッキとCTO:マテウス・バンスキ
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/382201/LL_img_382201_4.png
2023年欧州におけるトップ半導体製造ソリューションプロバイダーの1社として表彰


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米バークシャー、24年は3年連続最高益 日本の商社

ワールド

トランプ氏、中国による戦略分野への投資を制限 CF

ワールド

ウクライナ資源譲渡、合意近い 援助分回収する=トラ

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中