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【写真特集】暗黒郷アマゾンはどこまで続く
AMAZONIAN DYSTOPIA
Photographs by LALO DE ALMEIDA
<暴力の増加>
家財道具やペットを積んだトラックに乗る少年(2014年12月)。アマゾン川支流のシングー川に建設中のベロモンテダムの影響を受け、一家でパラ州アルタミラから都市部への立ち退きを余儀なくされた。彼らのような人は少なくとも3万人いるとみられる。こうした移住は、都市部のギャング支配地域での縄張り争いや暴力の増加につながっている
<治安悪化>
アルタミラの農村部で男性の遺体を撮影する警察官(2018年8月)。遺体に置かれた紙幣は、男性が強盗殺人に遭ったのではなく、処刑されたことを意味している。ブラジルの応用経済研究所が発表している「暴力地図」2019年度版によると、アルタミラは国内の都市で2番目に殺人発生率が高い。17年の殺人率は人口10万人当たり133.7人だった
<違法金鉱>
イタイトバ国有林内のタパジョス川支流に1950年代からある違法金鉱(2018年8月)。違法採掘は違法伐採に次ぐ森林破壊の要因だが、ブラジル環境・再生可能天然資源院(IBAMA)の調べでは14年以降、タパジョス地域に3717カ所の採掘地ができた。そのうち805カ所(21.6%)は金の採掘が禁じられている連邦保護区の中にある
Photographs by Lalo de Almeida-Folhapress-Panos
撮影:ラロ・デ・アルメイダ
ブラジル人ドキュメンタリー写真家。イタリア・ミラノで写真を学び、バルカン半島情勢などを取材した後、ブラジルの日刊紙フォーリャ・デ・サンパウロに23年間勤めた。現在も日刊紙の取材を行いつつ、社会問題をテーマとした作品を国内外のメディアで発表している
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