コラム
ニュースにならない被災地の記憶
記憶と言うのは、あっという間に風化するものだ。あれほど忘れまいと目に焼き付けてきたはずの光景が、1年が経つ今、既に断片的にしか思い出せない
フェイスブックとどう付き合うべきか
「これって、やばいんとちゃう?」 割合無邪気に、そして便利に近所の人々や大学時代の先輩後輩、前の会社の同僚との交流に利用していたフェイスブ
馬英九再選と中国の限界
先日のこのブログでお知らせしたとおり、今月14日投開票の台湾総統選を現地で取材してきた。国民党の現職、馬英九か、民進党の女性候補、蔡英文か
変わる台湾、変わらない台湾
「こいつ巻き舌だよ、ハハハ!」 大学のラグビー部の遠征試合で初めて台湾を訪れた1990年、中国語学習者だった筆者は、試合相手の台湾人
オフレコ論議で失われるもの
今から20年前、全国紙の神戸支局で記者1年生として取材を始めたころ、最初のデスクにこう教えられた。「記者は役人のオフレコ発言を許すな。もし
ダライ・ラマと日本メディアの「保守性」
チベットと聞いて人々が想像するもの──雪に覆われた山々と息をのむような絶景、風にはためくチベット仏教の祈祷旗、透き通るような青い空、サフ
ジョブズの英語プレゼン術に学ぼう
先週亡くなったスティーブ・ジョブズは、言わずと知れたイノベーションの天才。彼がもう1つ、類まれな才能を見せたのがスピーチの巧みさだ。 最
「座りたがる妊婦」を非難する是非
中国は今でもレストランの会食の席は食べ散らかしたゴミだらけ、いったんレストランを出ればところかまわず地面に痰を吐く――という「マナー後進国
百合子と芳子のちょっと変わった恋愛映画
私が初めて浜野佐知という映画監督を知ったのは04年。北原みのり(女性向けアダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」代表)の著書『ブスの開き
ハッカニ・ネットワークが再び表舞台に
9月13日にアフガニスタンの首都カブールにある米大使館で発生したテロ攻撃を始め、米軍やホテルを狙った最近のテロ攻撃の犯行グループとみられて