小説「悪魔の詩」で知られる作家サルマン・ラシュディ氏を襲撃したヘイディ・マタール容疑者が、イランの最高指導者だった故ホメイニ師を尊敬していると述べていることが17日、ニューヨーク・ポストのインタビューで分かった。写真は8月12日、収監中のマタール容疑者。(2022年 ロイター/Handout via REUTERS)
[17日 ロイター] - 小説「悪魔の詩」で知られる作家サルマン・ラシュディ氏を襲撃したヘイディ・マタール容疑者が、イランの最高指導者だった故ホメイニ師を尊敬していると述べていることが17日、ニューヨーク・ポストのインタビューで分かった。
ただ、故ホメイニ師が出したラシュディ氏に対する死刑宣告のファトワ(宗教令)に影響されたかについては語らなかった。「悪魔の詩」は数ページしか読んでいないという。
また、イラン革命防衛隊との接触を否定した。
故ホメイニ師は1989年、「悪魔の詩」がイスラム教を冒瀆しているとして、ラシュディ氏に対し死刑宣告のファトワを出していた。