コラム

一切同情してくれない両親の「自分で乗り越えろ」は正しい教育法ですか?

2021年05月11日(火)13時00分

Photo illustration by Slate. Photo by AaronAmat/iStock/Getty Images Plus.

<幸せで忠実で愛情深い子供を演じているときだけ、親は「いい子だ、愛している」と言います。おかげで、否定的な感情が湧くと恥と罪悪感を抱くようになってしまいました>

Q:親の教育法に悩むティーンエージャーです。うちの両親はいつも、問題は自分で解決しろと言います。同情してくれることはありません。「○○に恥をかかされた」と言えば、親は「自分で乗り越えなさい」と言います。「○○のせいで頭にきた」と言っても「乗り越えなさい」と言い、場合によっては「そう感じるのは愚かだ」と付け加えます。いつもそうなので、私は否定的な感情が湧くと恥と罪悪感を抱くようになりました。そんな感情を持つなんて間違っていると言われるに決まっているからです。そして私が幸せで忠実で愛情深い子供を演じると、親は「いい子だ、愛している」と言うのです。

これって普通ですか? 本当は素晴らしい教育法を、私が悪く受け取っているだけですか? 両親のやり方は正しいのでしょうか?

── 自分は「ただの悪い子」かと悩む10代

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スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

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