- HOME
- コラム
- 人生相談からアメリカが見える
- 「最後の日々を実りあるものに」余命わずかの妻とセッ…
「最後の日々を実りあるものに」余命わずかの妻とセックスの可能性を模索すべき?
PHOTO ILLUSTRATION BY YUKAKO NUMAZAWA, PHOTOS BY ridvan_celik-iStock(MAN), KatarzynaBialasiewicz-iStock(WOMAN)
<寂しさを和らげるためにセックスドールを買おうと思うときもあります。こんな状況でそうした考えは常軌を逸していますか?>
Q:10年近く連れ添った妻(高校時代からの恋人です)が予後の思わしくない卵巣癌を患っていて、どのように接すればいいのか戸惑っています。妻の最後の日々を幸せで実りあるものにしたいと思う半面、恐怖と悲しみ、怒り、そして罪悪感にさいなまれてもいます。
それなりに充実した性生活を送ってきましたが、ここ3年は妻の健康のことがあり、その機会は数回にとどまっています。妻の命が続くなら、2度とセックスができなくてもいいと思っていますが、もはや状態はもっと深刻です。
妻のためにできることは何でもしたい。妻が快適で幸せに過ごせることを最優先に考えています。今の妻は性的な快楽を全く欲していないと考えていいのでしょうか、それとも可能性を模索してみるべきなのでしょうか。
最近の私の楽しみの1つはベッドで妻に添い寝をすることですが、それも難しくなりつつあります。セックスドールを買えば寂しさが和らぐのではないかと思うときもあります。そうした考えは常軌を逸しているのでしょうか。それは、女性を性的にモノ化する発想なのでしょうか。アドバイスを頂ければ幸いです。